キャバクラ業界における超常識、「アフター」——それは営業終了後に、お客さまと店の外でデートをすること。アフターでお客さまの心をがっちり掴めば、「売上増」「ナンバー入り」も夢じゃありません! しかし、アフターに誘われたからと、浮かれてはいけません。危険な目に合わないようにする意識を持ちましょう。

アフターは業務時間外!
自分の身を自分で守る心構えが必要
アフターは、「キャバ嬢とお客さまとの自由契約におけるデートの約束」です。営業終了後の話なので、時給が発生するわけではありません。その結果、最悪なアフター経験を持つ女の子も存在します。
次の3つの意識を決して忘れずに臨んでください!
その1、酒は飲んでも飲まれるな!
アフターの行き先としては、料亭や居酒屋、キャバクラにカラオケ、サパークラブなど、いずれにせよ「お酒を飲む場所」がほとんど。キャバ嬢としては「仕事終わりのデート、というか飲み! 自分お疲れ!」という気持ちがあるかもしれませんが、だからといってはっちゃけすぎてはいけません。我を失うほどにお酒を飲んで潰れてしまっては、せっかくいい感じになったお客さまの前で粗相してしまうことも。
アフターを楽しむ心は大切ですが、次回来店時の指名に繋げる意識も持つようにしましょう。
その2、あくまで仕事!キャバ嬢意識を忘れずに!
アフターは仕事の延長戦です。アフターでも品良く、礼儀を忘れず、お客さまに接しましょう。
酔っ払ってお客さまに気安く接してしまう、アフター先の高級料亭でマナーを忘れてしまう、口が滑って「余計なこと」を言ってしまう……。こうした失敗は「キャバ嬢あるある」ですが、「明日は我が身!」と思って自分を戒めてください。
お客さまからすれば、「アフターを通して、お気に入りのキャバ嬢ともっとお近づきになりたい!」という気持ちがあります。そのため、アフター先では、キャバクラ店内でのお話より、「距離の近い話」が求められることも。「店では言えなかった本音」をすこしだけ見せれば、お客さまは「この子、俺に心を開いてくれているんだ」と気分良くなるものです。
とはいえ、店の裏事情や愚痴、自分のプライベート話を暴露して盛り上がるのはNG! 「ありのままの自分」をすべて晒すのではなく、本音と建前をうまく織り交ぜて会話を盛り上がらせてこそ、一人前のキャバ嬢です♪
その3、「カラダの関係」を求められても、徹底回避せよ!
営業終了後、時間は夜遅く、お酒もいい感じに入っていて……。そんなときには、酔ったお客さまから「カラダの関係」を求められてしまう危険性もあります!
下心がある男性が存在しないなんてことはあり得ません。
どんなに地位の高い男性であっても同じことです。「社長さんだから、そんな心配はいらないでしょ?」「高齢のお客さまだから大丈夫!」なんて楽観的に考えてはいけません。
体の関係をもって指名客を作ることを「枕営業」と呼びます。一時的な効果を産むかもしれませんが、その効果は決して長続きしないことがほとんどです。
事実、お客さまと本気の恋愛関係になることもあります。そのまま結婚することも。しかしキャバ嬢が自覚しなければならないのは、お客さまのほとんどが結婚相手を探しに来店しているわけではない、ということ。
中には綺麗な女の子を口説いて、最終的には体の関係まで狙って来店するお客さまもいます。自分がキャバ嬢であることを改めて自覚し、最悪のこともイメージしてアフターに臨みましょう。
慣れてくれば自然と、お客さまを見極める意識を持てるようになります。高いお金を払って女の子を指名し、シャンパンを入れ、プレゼントを送り、アフターに誘い……。喜ばせるためにしてくれているのではなく、下心100%だと分かってしまえば「逆にその心理を利用する」ワンランク上のテクニックが身につくものです。
キャバ嬢の腕の見せどころですよ☆
アフターにおける3つの意識、いかがでしたか? アフターは売上に関係する大事な延長戦ですが、楽しむ心だけでなく、注意も必要なのです! 次回記事(https://caba-draft.com/topics/caba-after/)では、具体的なアフター先についてレクチャーしちゃいますので、本記事と併せてぜひぜひご一読ください♡