
「キャバ嬢」が人気の仕事として広く認知されるようになり、「大金が稼げる」「きらびやかな世界」といったプラスのイメージで語られることが多くなりました。その一方で、根強く残るマイナス・イメージが、「女どうしの戦いが激しそう」というもの。
そこで、今回のガルマネ編集部では、キャバクラ業界の「女の戦い」、その実態を大調査!キャバ嬢のみなさまの声からその背景と原因を分析し、「キャストどうしと良好な関係を保つコツ」を伝授しちゃいます♡
女の戦いあるある①「売れたら妬まれる問題」——売れっ子になっても、天狗になるなかれ!
キャバ嬢は個人の売り上げ成績が自身の給料に直結するので、「お客さまの取り合い」や「ライバルの蹴落としあい」は日常茶飯事なのかも……?働く側にとっては非常に気になるところですが、実際はどうなのでしょうか?
取材するなかで最も多く聞かれた意見が、「売り上げが上がるにつれて、他のキャストから冷たくされるようになった」「ナンバー入りしたら、ロッカーから私服がなくなった」といった、「売れたら妬まれる問題」!
キャバ嬢にとっては、やはり「売り上げ」が最重要課題。売り上げの高いキャストというのは、どうしても嫉妬の対象となってしまうようです。
なかには、「ベテラン嬢のヘルプについたら、お客さまの前でけなされた」「私のいないところで、先輩嬢がお客さまに私の悪口を言いふらしていた」なんてケースも。入店して間もないキャストは、その「初々しさ」も一つの魅力。「新人に負けていられない!」という焦りの表れなのかもしれません。 このように、他のキャストの妬み、とくに先輩嬢の嫉妬を買わないためには、とにかく周囲のキャストにしっかり気を遣うことが大切です。「あの子、売り上げが上がったからって、天狗になってるよね」なんて後ろ指を指されないためには、他のキャストを尊敬する気持ちをつねに持ち、謙遜する心を忘れず、下手に出るよう心がけましょう。
女の戦いあるある②「調子乗ってる問題」——上下関係の厳しい職場だからこそ、他キャストへの礼儀はしっかり!
嫉妬される要因は「売り上げ」ではあっても、「あの子、売り上げが上がったからといって、最近調子に乗ってるよね」——すなわち、他キャストへの礼儀を怠ったことが、妬みの「導火線」となるケースが非常に多いのです。
この「調子乗ってる問題」を回避するためには、具体的なポイントとしては、基本的なことですが、「挨拶をしっかりする」「『ありがとうございます』「先輩嬢へは敬語をしっかり使う」など、基本的な礼儀を忘れないことがまず大事!
ほか、「周囲のキャスト、とくに先輩嬢をとにかく褒める」というのも、周囲との摩擦を減らすのに有効です。「◯◯さんの今日のドレス、すごく似合っていて素敵です!」「◯◯ちゃんのメイクっていつもかわいいよね、真似したい」——といったように、相手への好意を素直にアピールするようにしてみましょう。人間だれしも、自分に好意を持ってくれるとうれしくなるし、そんな相手には意地悪しにくいもの。ただし、「八方美人」と噂されないよう、褒めすぎには注意です!
女の戦いあるある③「派閥争い問題」——派閥の「中心」とはほどよく離れ、複数の売れっ子嬢と仲良くなるべし!
売れたら妬まれる問題」「調子乗ってる問題」に次いで多く聞かれたのが、「派閥争い問題」。
実際のところ、キャバクラでは、「ナンバー1のAさんと仲の良いキャストたち」「ナンバー2のBさんと仲の良いキャストたち」といったように、実力のある(=売り上げの高い)嬢を中心に、一種の「仲良しグループ」が形成されやすいもの。そのため、「ナンバーワンの人に可愛がってもらっていたら、ナンバー2の人からヘルプに呼んでもらえなくなった」という悲しい事態も起こり得るのです。
店側からすれば、派閥というのは「売り上げ競争」を引き起こすため、店全体の売り上げアップに繋がると見て、派閥争いを黙認しているケースが多いのです。そのため、派閥争いに巻き込まれてなんらかの不利益を被っても、泣き寝入りするしかなく……。自分の手で解決するしか方法はありません。
この「派閥争い問題」を回避するためには、派閥の中心から程よい距離を保つことが重要!「◯◯さんと仲良いからって、えこひいきされてるよね」という印象を周囲に与えないために、また、複数の先輩嬢から可愛がってもらうために、特定の売れっ子嬢と仲良くなりすぎないことがポイントです。
もちろん、「信頼できるキャスト友だち」や「仲良しの先輩嬢」というのは、キャバクラで生き残るためにはとっても頼もしい存在。しかし、特定の「仲良し嬢」に依存せず、さまざまなキャストと仲良くなれるように心がけましょう!
どの派閥にも属さずに、どの派閥のキャストとも良好な関係を保てば、「派閥争い」の面倒やトラブルとは無縁に、気持ちよく働くことができます。また、いろいろなキャストと仲良くすれば、それぞれの「接客法」を知ることができるので、あなたにとって得るものがきっと大きいはずです☆
キャバクラの世界は「女どうしの戦いが激しい」と思われがちですが、実は一般的な会社とあまり変わりはありません。①成績が良くても天狗にならず、②周囲への礼儀を忘れず、③さまざまな同僚と仲良くなれるよう心がけるーーこの3つのルールは、ごくごく普通の社会常識。この3つさえしっかりやっていれば、どの業界においても、周囲と良好な関係を保つことができます。 「キャバ嬢」という仕事の特殊性に惑わされず、この3つのルールをしっかり守れば、居心地よく働けるはずですよ♡