
キャバクラ嬢を志すかたが、必ずといっていいほど不安に思うこと——それは、いじめ問題!
夜職・昼職にかかわらず、どんな世界においても「職場内いじめ」というのは存在するものですが、「ナイトワークの人間関係は、普通の職場よりも面倒くさそう」「陰湿なイジメがありそう……」という声が多く寄せられます。
そこで今回のガルマネ編集部では、体験談からイジメ対策に至るまで、リアルな実態をまとめちゃいました!
キャバ嬢あるある!? イジメにまつわる3つの実話
まずは、実際のイジメ体験談を3つご紹介しましょう。
ケース① ナンバー入りしたとたん、イジメの対象に!
都内某所のキャバクラに勤める、Aさんのお話です。
彼女は「短時間で稼げそう」という軽い理由から、バイト感覚でキャバ嬢デビュー。
週2〜3日の勤務でしたが、飾らない接客スタイルがお客さんにウケて、わずか半年でナンバー入りしてしまったそう。
すると、周囲がだんだんよそよそしくなり、これまで親しく話しかけてくれたベテランの先輩キャストも、素っ気ない態度をとるようになってきたのだとか。
営業時間が終わり、更衣室で私服に着替えようとしたら、ロッカーからドレスや私物のスカート、靴がなくなるという嫌がらせが頻繁に起こるように……。
店長やボーイさんなど、店側に相談してもいっこうに改善されず、ついには待合席の片隅に、私服を含めた私物一式を詰めた小さなボストンを置くようにしたそうです。
ケース② お客さんに悪口を言いふらされた!
同じく、都内のキャバクラに勤めるBさん。
彼女は入店以来、地道な営業努力を重ね、順調に指名本数を増やしていましたが、その勢いが突然衰えはじめました。
仲良しのお客さんとの連絡が途絶えたり、指名客が来店しても他のキャストを指名したり……。
そんなある日、フリーでついた新規のお客さんから、「君、お酒を入れれば寝てくれるんだよね?」と衝撃の質問!
どうやら、知らないところで「あの店の◯◯ちゃんは、枕営業が得意」という根も葉もないデマを言いふらされていたようです。
指名客が離れていったのは、この噂が原因だったのですね。
ケース③ 営業終了後に先輩嬢から呼び出し!
都内のキャバクラに勤めるCさんは、先輩嬢が指名客を接客するテーブルに、ヘルプとして呼ばれました。
先輩嬢の指名客は、初対面で若いCさんを気遣ってか、こまやかに気を遣って積極的に話しかけてくれます。
しかし営業終了後、Cさんは本指名を受けていた先輩キャストに呼び出され、「わたしの指名客に色目使ってんじゃねえよ!」と罵声を浴びせられました。
理不尽を感じながらもその場を収めようと「すみません」と平謝りしましたが、以来、その先輩キャストはCさんをあからさまに無視しはじめ、彼女を中心とした派閥一派全員が、冷たい態度をとるようになったそうです。
「自分より優位な女は許せない!」--「女の嫉妬」の恐ろしさ
いずれのケースも「実際に我が身に起こったら……」と寒気がする話ですが、これらは「キャバ嬢あるある!」な、よくある話。
なかには、イジメによって退店を余儀なくされたケースも……。
キャスト同士は「同僚」でありながら、指名と売り上げを競い合うライバルです。
「あの子、新人のくせに上位に入った!」「ずっとナンバーワンだったのに、抜かされた」「指名客をとられた!」……なんて嫉妬から起こるドロドロドラマは日常茶飯事。
そもそも心理学的にいえば、女性というのは、自分より優位に立った同性に対し、強い嫌悪感を抱く傾向があります。
「自分より優位に立った相手を許せない」というのは、自分の存在価値を脅かされる恐怖感に由来しています。
すなわち、自分より優位に立った相手のことを、「わたしの存在価値を貶める相手=わたしという存在を否定する相手」と本能的にみなしてしまうわけですね。
キャバクラによっては、控え室や従業員トイレに、「成績順位」を貼りだすお店も。
キャバクラというのは、指名数や売上額が明確な数値で評価され、それが女の子の「価値」として認知される環境。
「自分が負けた=あの子よりも劣っている」という事実を公表されるわけですから、嫉妬心が燃えあがり、イジメに発展してしまうのも、無理はないのかもしれません。
「相手を褒める=肯定する」という方法が有効!
この種の嫉妬を回避するには、「相手のことを認めています」とアピールする手が大事!
具体的な行動でいえば、挨拶や敬語など、目上の人を敬う態度を忘れないこと。
社会においては基本的なことですが、「あなたのことをスゴい人だと認めています!」という明確なアピールをすることなのです。
同時に、ことあるごとに褒めるというのも、簡単ながら有効!
「◯◯さんの服、かわいいですね!」「◯◯さんの接客って勉強になります」などなど、相手を褒めることで、「わたしはあなたの敵ではありません」という意思表示となります。
人間、自分を慕ってくれる相手には、意地悪をしにくいもの。
逆に、すこしでも鼻につく行動をすれば、「あの子、調子に乗ってる」と嫉妬の矛先を向けるきっかけとなり、イジメの標的になってしまいます。
蹴落とされた側は、相手の「落ち度」を見逃しません。なぜなら、「いじめる正当な理由」を見いだし、「内に溜まった嫉妬=怒りを爆発させるきっかけ」を、常に探しているからです。
ルール違反は絶対にNG! 「いじめられる理由」を自らつくるなかれ
似た理由で、お店の「ルール違反」をしたキャストは、厳しい態度を取られます。
キャバ嬢というのは、大きなストレスに晒される仕事。ノルマのプレッシャー、不規則な生活による体調の問題……。
ストレスを溜めこんだ嬢たちは、それを発散するはけ口を、密かに探しているのです。
キャバクラ業界には「ヘルプ時にドリンクを注文しない」「ヘルプ時に連絡先を渡さない」「指名客を横取りしない」などのタブーが設けられています。
「ルール違反」というのを正当な理由に、イジメを行なうケースも散見されます。
「ルール違反したあの子はどう見ても悪い」=「その子をいじめることは正しい」ということを、自分と周囲に納得させて、公然とイジメが始まる可能性も!
キャストにもスタッフにも、「周囲への気配り」を忘れずに!
すなわち、ドロドロいじめを回避するには、「いじめられる理由」を自らつくらない心がけが大切!
新宿歌舞伎町の有名店・ノワールリュクセの松野店長さんは、かつてインタビューしたときに、「女同士でトラブルを起こすような子は、採用したくない」と語っています。
キャスト同士の関係がギスギスしていると、店全体の雰囲気も悪くなり、結果として来店客数も減ってしまうのだとか。
キャバ嬢は気遣いが求められる仕事ですが、それはお客さんに対してのみならず、一緒に働くキャストにも必要!
「自分1人だけが良ければいい」という考えでは、ナンバーワンを取ることは決してできません。
お客さんにキャスト、スタッフなど、自分の周囲の人間にこまやかに気を配り、円滑な関係を築けるかどうかが、売れっ子嬢の最低条件なのです。
不安な方は、どんどん体験入店してみるのがオススメ!
体入することで、イジメのないアットホームな職場かどうかを肌で感じることができますよ♪
新宿歌舞伎町ノワールリュクセの松野店長にインタビューしたコラム記事「「営業ノルマ」も「派閥争い」もなし! それでも女の子が、「自発的にがんばるお店」の秘密」も、ぜひあわせてお読みください♡ コチラをクリック♪↓
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