今回のガルマネ編集部では、歌舞伎町キャバ嬢に突撃取材する人気シリーズ「歌舞伎町キャバ嬢のリアル」前編をお届けします!

今回の取材相手は、なんと37歳で現役(!)というマキさん。

ちなみに、見た目はどう見ても20代後半か30歳ちょっとすぎといったところ。年齢を聞かなければとてもアラフォーとは思えない、キレイな女性です!

彼女がキャバクラに勤めはじめたのは26歳。なぜ遅咲きともいえるデビューを果たしたのか、どんな苦労があったのか――その赤裸々な実態に迫ります♡

26歳で遅咲きのキャバ嬢デビュー! その理由は?

――マキさんは、現在37歳とうかがいました! キャバ嬢デビューのきっかけを教えていただけますか?

マキ(以下省略):わたしがキャバ嬢になったきっかけは、ひとりめの夫と離婚したこと。当時、こどもがまだ小さくて、「わたしがしっかり稼がなきゃ!」と思って、ナイトワークを始めようと決めました。

 それまでは昼職、アパレルショップの店員をしていたのですが、こどもを育てるというのはお金がかかるし、稼げるうちに稼いでおこうと思って。ちょうど、友達が歌舞伎町のキャバクラで働いていたので、紹介してもらったんです。だから、体験入店はしませんでしたが、スムーズに入店できました。

――シングルマザーの並々ならぬ決意を感じます! 昼職と掛け持ちで夜職を始めたんですか?

昼間はそれまでどおりアパレルショップで働いて、そのあとキャバクラで働いて。こどもは実家に預けました。実家が都内で新宿に近かったから、その点ではあまり無理はなかったですね。

週5日、昼職と夜職を掛け持ちというのは、やっぱりなかなかハードでしたよ。だけど、もともと体が丈夫だったから、体調を壊すこともありませんでした。それに、水商売が合っていて、楽しく働けたのがよかったのかも。

「頑張って飲まなきゃ!」の状態から、無理せず指名がとれるように

――初めての水商売で、不安や戸惑いはありませんでしたか?

もちろん、最初は大変だったこともありました。26歳という年齢のせいか、なかなか指名とれなくて。周りは20代前半の子が多くて、10代の子もいましたから、やっぱり若い子のほうが、お客さんがつきやすいですよね。

わたし、お酒があまり飲めないんですよ。だから最初のうちは、「無理してでも飲まなきゃ!」っていうプレッシャーがあって、それはしんどかったです。でも、無理なものは無理だし、勧められても断るようになりました。それに、1年くらい続けていると、自然と指名がとれるようになったんです。

――入店して1年間、どんな努力をされたんですか?

うーん、きっとほかの子がやっていることと同じですよ。お客さんに、ひたすら営業メールを送ること。世間話ばっかりで、「今日は暖かくて過ごしやすいね!」「最近はお仕事忙しいの?」みたいな。あんまりガツガツ営業してると思われたくなくて、「お店に来て」みたいな直接的なメールは送りませんでしたね。

それでも、ほぼ毎日出勤していると、自然とお客さんがつくようになりました。お客さんって、「今日行くから!」みたいに予告するタイプもいますけど、突然来てくれる人がすごく多いんです。「近くで飲んでたから寄ってみたよ」という感じで。わたしはだいたいお店にいましたから、「あの子、何回かテーブルについてくれたよね」となって、指名してくれる。

お店での人間関係は良好! つらいときに支えてくれる友達の存在

――指名がとれるようになるまで、「ツラい」とは思わなかったんでしょうか?

最初の1年は、やっぱりキツいときもありましたね。ノルマがあったので、達成できないと罰金があるんです。給料が減っちゃうから、死活問題ですよね。翌月の時給が減らされるなんて子もいましたけど、わたしは幸いギリギリで達成できていました。

――未経験でいつもノルマをクリアしていたなんて、すごいですね!

入店してしばらくは、保証期間がありましたから。この期間はさすがに売上がとれなくて、ノルマがあっても達成できなかったと思います。保証期間のうちにどれだけお客さんと知り合えるかがキモですよね。

でも、「ツラいから辞めよう」とは思わなかったです。周囲のキャストとも仲がよかったし。わたしが26歳で周囲より年上だったこともあって、みんな気を遣ってくれました。裏では陰口を言われていたかもしれませんが(笑)、表立ってピリピリした関係というのはなかったですね。

――お店のキャストは、みんな仲が良かったんですか?

わたしは、何人かのキャストと本当に仲良くなりました。その子はもうキャバ嬢を辞めてしまったけれど、いまでもときどき遊びますよ。

キャバ嬢どうしは客の取り合いになるから、人間関係がギスギスしているなんて思われていますが、わたしの周囲はあまりそんなことはなかったですね。もちろん、太客の取り合いになって決裂しちゃう子もいますが、基本的にはみんな売上をとろうと頑張っていて、その意味ではみんな同志。

だから悩みや愚痴を話したり、お店のあとにごはんに行ったり……。そんな友達がいたから、ツラいことがあっても頑張れたんだと思います。

マキさんのインタビュー記事【中編】【後編】も、ぜひあわせてお読みください♡↓

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