キャバ嬢はその仕事柄、毎晩たくさんの男性と接しています。キャバクラという「疑似恋愛」を楽しむ場において、高度な「恋愛ゲーム」が行なわれるなかで、本当にお客さまと恋に落ち、果ては結婚に至ったキャバ嬢が多いことをご存じでしょうか?

「お客さま」が恋愛対象になる理由

キャバ嬢が抱える悩みの一つが、「出会いがない!」ということ。昼職と兼業しているキャバ嬢であればまだしも、夜職1本であれば、その生活パターンは基本的に自宅と店の往復に限られるもの。

一般のかたと生活時間帯も異なるために、合コンには参加しにくいし、知り合いに紹介してもらっても、ろくろくデートするチャンスもなく……こういった事情から、「外の世界」に出会いを求めるというのはなかなか難しいようです。

一般社会であれば、「一緒に働く同僚」と恋に落ちるパターンもありますが、たいていのキャバクラでは風紀ルールとして、「店のスタッフとの恋愛は禁止」と定められています。とすると、恋愛対象となりえる男性は、しぜんと「お客さま」に限られてしまうわけですね。

くわえて、キャバクラを訪れるお客さまというのは、高ステイタスでお金持ちな男性が多いもの。そういった男性を見慣れているキャバ嬢は、いわゆる「普通の男性」に対し、「もの足りなさ」を覚えてしまうようです。

キャバ嬢自身が一般の仕事よりも高給ということも、「普通の男性」と恋愛しにくい傾向を後押ししています。「恋愛する相手には、すくなくとも自分と同じ年収か、それ以上を求めたい」——そう願うのは当然といえば当然ですが、そんな男性というのは、同業者かお客さまかのどちらかになるわけです。

ぶっちゃけ、お客さまとの恋愛ってアリ?

「店のスタッフ(黒服)と恋愛してはならない」というルールは、キャバクラ業界では広く知られた「常識」であり「法律」。しかし、「お客さまと恋愛する」というのはNGなのか否か……実際のところ、どうなのでしょうか?

歌舞伎町のある有名キャバクラ店の店長によれば、その店では、なんと「キャストとお客さまとの恋愛を一切禁止していない」とのこと! 実際にお客さまと結婚して引退するキャバ嬢も多く、店側としては、恋愛している段階からその状態を容認してくれているというのですから、キャバ嬢に優しいお店ですね♪

その理由は、「キャバ嬢とお客さまというのは、一緒に過ごす時間も長く、おたがいにひとりの人間として誠実に対峙する以上、恋に落ちるのも普通の流れと考えているから」なのだとか。

たしかに、上っ面の美辞麗句ばかりを並べたてた接客では、指名を取ることはできません。すべてのキャバ嬢の本音は「売り上げが欲しい!」ではありますが、だからといってうわっつらのお付き合いを続けていたのでは、お客さまの心をがっちり掴むことはできないのです。

キャバ嬢がお客さまと恋愛・結婚する3つのメリット

キャバ嬢がお客さまと恋愛・結婚するにあたっては、実は隠れたメリットがたくさん! 

お店で出会った関係なので、キャバ嬢という仕事に理解がある

キャバ嬢が彼氏と破局したり、一般人と結婚しても離婚に至ったり……その原因として大きいのが、「キャバ嬢」という仕事に対する偏見です。

キャバ嬢という仕事は、どうしても周囲から悪いイメージを持たれやすいという実情があります。「彼氏にキャバ嬢はやめろと言われた……」「彼の両親に、キャバ嬢なんて信用できないと言われた……」などなど、悲しい声が多数!

しかし、もともとお客さまであった男性なら、「キャバ嬢」として輝いているあなたを知っていて、その仕事をちゃんと理解してくれています。なにより、自分が誇りに思っている仕事を認めてくれる男性がいちばんです♡

②お金持ちのお客さまが多いので、キャバ嬢と同じ価値観を持っている

これは超重要! 恋人どうしになっても、結婚しても、「同じ価値観」を持っていなければ、その関係は長続きしません。

そのなかでも、同じ金銭感覚を持っているかというのは、ふたりの「生活」が成り立つか否かを左右する大きなカギなのです。

③店での時間、アフターや同伴などをとおして、長時間一緒に過ごしてきた仲なので、お互いのことをよく理解している

 先に述べましたが、長い時間を過ごすなかでは、心がしぜんと通いあうもの。そして築かれた関係は、いつしか「お客さまとキャバ嬢」という垣根を超えて、「真実の愛」に辿りつくのかもしれません。

女の子であればだれしも、素敵な男性と恋に落ち、あわよくば結婚したい!——そんな願いを抱いていることでしょう。キャバ嬢だからといって、その夢を諦めることはありません! 

毎晩たくさんの男性に出会うチャンスが多いキャバ嬢だからこそ、「素敵な男性」と知り合う機会もたくさん。いつなんどき「運命の人」が現れてもいいよう、つねに誠実な姿勢で接客し、ハングリー精神を持って「自分」を磨いてください! その姿勢があれば、売り上げアップも自然とついてくる!?

「お客さまとの恋愛」というのが、キャバ嬢を頑張るモチベーションの一つになるかもしれませんよ♪