
キャバ嬢の「枕営業」といえば、ドラマや漫画ではおなじみのネタ!
ぶっちゃけ、現実にあるのでしょうか?
今回のガルマネ編集部は、そんな「枕営業」の実態を大調査!
あわせて、現役キャバ嬢と元キャバ嬢の皆さんのお話から、枕以外の営業方法とそれぞれのポイントを、さまざまレクチャーしちゃいます♡
枕営業って? 効果はあるの?
枕営業とは、お客さんと肉体関係を結ぶこと。
これは、店側としては絶対にNGな行為!
業界では最大のタブーとされ、「爆弾行為」と呼ばれます。
たしかに、セックスを条件に営業すれば、簡単に指名をとれるかもしれませんが、結局その効果は一時的なものにすぎず、決して長続きしません。
店にバレたら、罰金を取られ、周りからは冷たい視線を向けられ、お客さんからは「枕する子」と噂されて評判がガタ落ち……と、デメリットだらけ。
既婚者のお客さんに枕営業をしたキャバ嬢が、彼の奥さまにそのことがバレて、ゴタゴタの結果、慰謝料を請求されたというケースがあります。
この種のトラブルはあとを絶ちませんが、結論としては、「指名客がキャバ嬢と性的関係をもったことは、性欲処理や業務サービスの一環に過ぎず、夫婦の結婚生活を害するものではない」と慰謝料請求を棄却したケースもあり、「妻以外の女性と肉体関係を持つのは、不貞行為に当たる」としたケースもあり……。
ケースバイケースで判決は異なりますが、このようなリスクもあることを、しっかり覚えておきましょう!
「枕営業」以外の有効な営業方法は?
売り上げ目標のプレッシャーが大きいキャバ嬢としては、枕営業してでも指名をとりたい!と必死になってしまうかもしれません。
しかし、枕営業以外にも、キャバ嬢の営業法はたくさんあります!
そこで、キャバ嬢御用達!な4つの営業法を解説しましょう♪
色恋営業
お客さんに、本気で恋愛しているような気分にさせる方法で、キャバ嬢の基本ともいえる営業方法です。
男性がキャバクラに来店する理由としては、「きれいな女の子に好意を持たれたい!」「誰かとイチャイチャ気分を味わいたい!」という気持ちが少なからずあるもの。
だからこそ、キャバクラの世界では「疑似恋愛」を提供し、恋愛の駆け引きを楽しんでもらうわけですが、そのお客さんの希望を叶える接客方法といえます。
お客さんに対する好意や興味を前面に押し出して、思わせぶりな言葉をかけたり、タイミングを見計らって手を握ったり、じっと見つめたり……。
「あなたのことが、本気で好きです」とアピールするこの接客方法は、キャバクラ遊びや女性に慣れていない男性客には効果絶大な方法であり、太客になってくれる可能性大!
ポイントは、お店ではお客さんに対して「擬似」と「本気」の境界線を上手にぼかして接しつつ、絶対に「付き合っている」と思わせないこと。
指名が欲しくとも、「お店の外で会おうよ」「休日も会おうよ」などのお誘いに応じるのはNG!
同時に、色恋営業の相手にアフターで会うのは避けたほうが無難。
店に対する「同伴料」が発生する同伴は、「店外デートも仕事の一環」というイメージをお客さんに与えることができますが、アフターはあくまで「キャバ嬢の自由意志による残業」。
アフターすると、お客さんに「店の営業終了後=プライベートの時間も一緒に過ごせる間柄」と期待させてしまうかも……。
ホテルに誘われるリスクもあります。
お客さんに「本当に付き合っている」と思わせてしまうと、勘違いしたお客さんがストーカー化するなど、面倒なトラブルを生むことになります。
友達営業
お客さんに対し、恋愛感情を抜きにした友達のような感覚で接客する営業方法。
「親しい男友達」として接し、距離を縮めて親密な関係を築きましょう!
ポイントは、「素の自分」「気軽な感じ」を出すこと。
もちろん、キャバ嬢は「擬似恋愛」を提供する仕事であり、お客さんもキャバ嬢とイチャイチャする時間を求めている部分はあります。
しかし、お客さん全員にベタベタ接していると、「明らかに色恋営業だな……」と思われ、お客さんのテンションが下がることも……。
しかし、素の自分を見せてプライベートの相談をしたり、ラフな感じで接したりすることで、「この子、おれには本当の自分を見せてくれてる!」「おれだけ特別なんだ!」とプライドを刺激し、かえって好印象を与えるチャンス♪
お客さんとしては、「このキャストの特別になりたい!」という思いがありますから、それが「友達のようになんでも話せるお客さん」としての立ち位置でも、「特別感」を充分に与えることができます。
とくに、「キャバクラ店でにぎやかに楽しみたい!」という目的のお客さんには有効ですよ☆
飲み営業
「友達営業」に似たところもありますが、「わいわい飲みたい!」というお客さんには、友達との飲み会のようにお酒をじゃんじゃん飲む「飲み営業」がおすすめです。
「飲みたい!」欲の強いお客さんは、お酒をどんどん注文してくれるので、ドリンクバックが確実に狙えて簡単に売上に直結するのも魅力的ですね♪
大事なのは、「飲み会」の楽しい雰囲気を提供しつつ、お客さんのニーズをしっかり汲み取ること。
飲んで盛り上げ、飲みすぎて潰れてしまっては、元も子もありません。
「飲み会のようなわいわい雰囲気」を出すことはマストですが、あくまでお客さんが主役。当たり前ですが、お客さんを中心に場を盛り上げる必要があります。
お酒を飲みながら会話の流れやその場の空気をコントロールするので、テーブル全体を見渡す冷静な目が求められます。
小悪魔営業
女の子ならではのおねだりや甘え方でお客さんの心を射止める営業方法です。
とくに年上のお客さんであれば、年下のかわいい女の子に甘えられて、嫌な気はしないもの。
「この子、おれが守ってあげたい!」という庇護欲を掻き立てることができれば成功!
とはいえ、妹的な立ち位置でわがままを通すというわけではありません。
お客さんからすれば、かわいい女の子が自分だけに甘えてくるのはうれしいかもしれませんが、甘えすぎはかえってイラっとさせる恐れもあります。
「シャンパン飲みたい」「ボトル入れて」「同伴して」など、自分の利益に直結するようなおねだりのしすぎは逆効果!
「お金目当てのブリッ子か……」と、お客さんをゲンナリさせてしまいます。
小悪魔営業にあたっては、会話のなかで「天然っぽさ」「適度なブリッ子さ」を出して、お客さんに「こいつ、かわいいやつだな」と思わせて心をつかんでから、ドリンクや同伴のおねだりをするように意識しましょう。
同時に、キャバ嬢の見た目も重要! キレイ系ではなく、かわいい系のメイクやドレスで、外見から「妹」っぽいイメージをアピールしつつ、「小悪魔」を演じて攻略することが大切です♪
枕営業に頼らず、お客さんのタイプによって営業方法を使い分けよう!
枕営業を含めて5つの営業方法をご紹介しましたが、お客さんのタイプによって使い分けるべし!
まずは、お客さんがどのような接客を求めているのかを見抜くことが第一です。
キャバ嬢には、お客さんが求めることにいち早く気づき、細やかに気遣ってニーズを満たす「気配り力」が求められます。
お客さんに心地よく過ごしてもらえれば、指名や売上は自然とついてきます♪
リスク大な枕営業に頼らず、本記事を参考にいろいろな接客方法を試してみて、接客スキルを磨いてくださいね☆