
キャバクラ嬢というのは美しき「夜の蝶」ですから、その美しさのあまりに、お客さんがストーカー化するというケースがあります。
ストーカーというのは、キャバ嬢のみならず全女性の天敵ですが、いちどロックオンされてしまったら、かよわい女性はどのように身を守ればいいのでしょうか?
今回のガルマネ編集部では、歌舞伎町キャバ嬢のみなさまにストーカー被害のリアルな体験談を総力取材!
ストーカー気質なお客さんの特徴からその対処法までまるっと教えちゃいますので、必読です!
ストーカー化しやすいお客さんの4つの特徴!

キャバクラに来店するお客さんはさまざまで、「お店だけでの関係」と割り切って遊ぶタイプもいれば、お店の世界と実世界の区別をつけられず、お気に入りの女の子に執心してしまうタイプがいます。
執心タイプのお客さんは、ときとしてお金をたくさん落としてくれる太客になってくれる一方で、ストーカー化するリスクがあります!
とくに、意識的に色恋営業をかけている場合は危険信号。
色恋営業は水商売鉄板の営業方法ですが、相手を選んで行なわなければなりません。
つまり「疑似恋愛」ということを理解して遊べる人でなくては、色恋営業は避けたほうがいいでしょう。
ここで、ストーカー化しやすいお客さんの具体的な特徴を見てみましょう!
①恋愛経験が少ない!

ざっくばらんにいえば、モテないタイプの男性客は注意です!
これまでの人生であまり女性経験のない男性は、キャバクラという別世界を「疑似恋愛の場」と理解できず、「本気恋愛」に陥ってしまうのです……
キレイな女の子に優しくされて浮かれてしまうわけですね。
頻繁にプレゼントをくれるタイプもいますが、それも恋愛経験の乏しさの表れ。
好きな女の子を繋ぎとめる術を知らず、モノで釣ろうとしてしまうようです。
「モテないお客さんには絶対に色恋しない。本気になられたらまじで厄介。こういう人はボディタッチも上目遣いもしちゃいけないし、友達接客で明るくつなぎとめるのがいいかな」(23歳・4年め)
②怒りやすい!

お客さんの行動を見て、店内でのふるまいや態度を気をつけて見てみましょう。
ちょっとしたことで怒るようなお客さんは、周囲が自分の思うように行動しないと気が済まないタイプで、独占欲が強い上から目線な性格です。
たとえば、ドリンクが運ばれるのが遅いと黒服さんに文句を言う、指名の女の子がほかの席に呼ばれると店長にキレる、ヘルプの女の子がミスをすると怒る、などなど……。
こうしたタイプは、指名キャストを「俺の女」と捉えてしまいがちですが、キャストが正式にお客さんを振った場合、逆恨みされたり執着心に火をつけたりすることに!
「お店の友達がキレやすいお客さんにすごい付き纏われててかわいそうだった。ほかの指名テーブルに呼ばれると、呼んだお客さんをすっごい睨んでたり、店長に付け回しの文句を言ったり。プライベートのこともすごく聞き出そうとしてた。でもけっこうお金落としてくれる人だったから、お店もつなぎとめようとしてたみたいだけど、最終的にその子が突然移籍して店に来なくなって、そのお客さんがお店で超キレたおしてて怖かった」(26歳・4年め)
③アフターに誘いたがる!

これもストーカー化しやすいお客さんの特徴のひとつ。
同伴よりもアフターのほうがお金がかからないこと、アフターのほうがお店の開始時間などの縛りがないことから、キャバ嬢に本気恋愛しているお客さんは、やたらアフターに誘いたがるのです。
アフターのあとに「自宅まで送るよ」という流れが彼らの常套手段!
「アフターしてお店で別れたんだけど、そのときにタクシーで尾けられてたっぽくて、翌朝『◯◯(場所名)のマンションに住んでるんだね』みたいなLINEが来てて超怖かった。すぐにお店に相談して寮に入れてもらった」(25歳・6年め)
④連絡がとにかくしつこい!

キャバ嬢からのLINEやメールに対して即返信がくるタイプも危険!
キャバ嬢を「自分の彼女」と勝手に脳内認定している可能性が高く、身内感覚でLINEを送りつづけたり、あるいはすぐに電話してきたり……。
連絡がエスカレートしてくるようなら、ストーカー認定したほうがいいでしょう。
良識のある男性なら、キャバ嬢というお仕事を理解しているので、キャバ嬢に積極的に連絡をとることはありません。
「LINEが超うざいお客さんがいて、『いまなにしてる?』『ごはんなう』『会議だるい』とか、彼女とかに対する感じで送ってきてうざい。彼氏気取りかよって思う」(20歳・1年め)
ストーカー被害にあったら? 4つの対応策!
それでは、実際にストーカー被害に遭ってしまったら、いったいどうすればいいのでしょうか?
①とにかくお店に相談!

とにかくまずは、店長や黒服など、お店のスタッフに事情を話しましょう!
「お店として、お客さんとのトラブルは避けたいだろうな……」なんて気後れすることはありません。
ストーカーは立派な犯罪ですから、被害者が泣き寝入りすることはないのです!
②警察に連絡!

同様に、住んでいる地域の警察にも相談に行ってみましょう。
ストーカー被害の相談があれば、警察官が家の周りを重点的にパトロールしてくれるケースもあります。
できれば、ストーカー化したお客さんが家の前に立っているなどのことがあれば、証拠としてこっそり撮影しておくと話がスムーズかもしれません!
警察には一度の相談ではなく、複数回に渡って状況を相談することを心がけましょう。
「警察は、どうせ相手にしてくれない……」というイメージもあるかもしれませんが、それは間違いです!
警察は、相談の記録を毎回取っているため、複数回にわたって被害に遭っていることを認識すると、事件として取り扱ってくれます。
③ひとりにならない!

ストーカーは、狙った女の子がひとりになる瞬間を待ち構えています!
キャバ嬢は夜遅いお仕事ですが、間違っても夜ひとりで帰るのはNG。
ひとり暮らしのかたであれば、お店に事情を説明して、一時期でも寮に入るのもおすすめです。
④防犯グッズを完備!

お店の人や警察などもたすけてくれますが、最終的に頼りになるのは自分自身!
夜でも昼でも、防犯ブザーや催涙スプレーなど、身を守る用意をつねにしておくことが大事です。
最近では、ネットショッピングやホームセンターでも、さまざまな防犯グッズが出ていますよ♪
まとめ

ストーカー対策として最も必要なのは、すこしでも「ストーカー?」と思われる行動があれば、すぐにお店の人に相談すること!
その時点でお店側がお客さんの行き過ぎた行動を注意して距離をつくってくれるかもしれないし、悪質なお客さんは出禁とする場合も。
ストーカーは話が通じないので、深刻化してからでは遅いのです……。
「このくらいの被害なら大丈夫!」とかるく考えず、すこしでも疑わしい行動があれば、すぐさま周囲にたすけを求めましょう!