キャバ嬢の仕事は、お酒を飲みながらお客さまを心地よくおもてなしすること。キャバクラに置かれるアルコール類は、シャンパンにウイスキー、焼酎にビールなど、実にさまざま。 しかし、「昨夜のお酒がたたって、接客にも力が入らない……」——そんなことは絶対にNG! そんな事態を防ぐためには二日酔い対策が欠かせません。

二日酔い対策の基本の「キ」!——ドリンク剤
コンビニやドラッグストアにずらりと並ぶ、二日酔い対策のドリンク剤。サラリーマンにも学生にも人気のコーナーですが、お手軽な値段で効果は抜群!
さまざまなメーカーのドリンク剤があり、飲酒前に服用するもの、飲酒後に服用するものと2種類に分かれますが、人気が高いのは飲酒前に服用するタイプ。飲酒後に服用するタイプは、二日酔いに陥ってから飲むわけですから、そもそも二日酔いにならないためには、事前の対策が重要というわけです。
とはいえ、「二日酔いを防ぐために、毎日必ず飲んでから出勤しとこう!」というのは危険! キャバ嬢というのはお酒を飲むのも仕事のうちではありますが、連日連夜、二日酔いになるほどお酒を飲むようでは、一番大切な体を壊してしまいます。
そこで、「今日は太客が来るから」「週末だからお客さんがたくさん来るかも」といったように、お酒をたくさん飲みそうな日だけ、飲酒前服用タイプのドリンク剤の手を借りるのがオススメです。
メーカーとして人気が高いのは、『ウコンの力(ハウスウェルネスフーズ)』『液キャベ コーワ(興和株式会社)』『ヘパリーゼ(ゼリア新薬)』の3つ。もちろん、これら以外にもたくさん種類がありますが、どれがいちばん効くのかは人それぞれ、「相性」によります。いろいろ試して、自分に合ったドリンク剤を見つけてくださいね♪
飲酒前・中・後のどのタイミングでも!——水
飲料水をこまめに飲むことも、おすすめ対策法の1つです。お酒を飲んだ翌朝にお水を飲むのも効果的ですが、お酒を飲みながらこまめに水を飲むのも有効!
そもそも二日酔いというのは、アルコールを体が分解してくれず、血液中に高濃度で留まりつづけている状態のこと。すなわち、血中のアルコール濃度を下げるためには、血液中の水分量を増やすのが一番!ということです。
そして「お酒を飲むとトイレが近くなる……」「やたら汗をかいちゃう……」という経験をお持ちの方もいるかもしれません。その理由はアルコールが持つ強い利尿作用と発汗作用にあります。脱水状態になる危険もあります。その対策にも水が有効です!
実は二日酔いの代表的な症状である頭痛・吐き気・めまいは、この脱水症状に由来する部分も多いのです。しかし、お酒を飲む前にコップ一杯の水を飲めば、脱水症状をある程度、防ぐことができます。
すなわち水というのは、飲酒前でも飲酒中でも飲酒後でも、簡単お手軽に二日酔いを防げる存在。ちなみに、お酒を飲みすぎた夜も、寝る前に一杯の水を飲んでから眠ると、二日酔いリスクが軽減できます☆
オルニチンが二日酔いに効く!——食べもの
「二日酔いは食べもので治す!」という多数の声のなかでも、まず挙げられたのがシジミの味噌汁。「二日酔いに効く食べもの」として名高く、最近では、駅などの自動販売機でもよく見かけるようになりました。「こんなものを買う人いるの?」と疑ったかたもいるかもしれませんが、この「シジミの味噌汁缶」は、二日酔いに苦しむサラリーマンに絶大な人気を誇っているのだとか。シジミに含まれる「オルニチン」という成分が、アルコール由来の毒素を分解してくれるのです。
ほかには、やはりアルコール毒素を分解してくれる「トマト」、肝機能を回復させてくれる「梅干し」、アルコールによる低血糖状態を解消してくれる「フルーツジュース」……といった意見がありましたが、ちょっと変わったところでは、「チゲ鍋」という声も。唐辛子が二日酔いに効くそうです。
「チゲ」の具材に決まりはなく、キムチがメインなら「キムチチゲ」になるし、豆腐がメインなら「ドゥブ(豆腐)チゲ」に。もちろん、魚や肉もオーケーです。香辛料をたっぷりきかせたピリ辛のスープが食欲を増進させてくれるし、実は唐辛子には、アルコール毒素を分解してくれる成分が豊富に含まれているのです! このメニューは、日本最大の韓国街である大久保に近いという土地柄からか、歌舞伎町のキャバ嬢にも人気です。
ちなみに、マカデミアナッツやくるみ、ピーナッツなど、ナッツ類に含まれる脂肪は、アルコールの吸収を遅くする効果があると言われています。こうしたナッツ類は、キャバクラであれば必ず置かれている定番おつまみですので、接客時、タイミングを見計らってちょこちょことつまむのもいいかもしれません。とはいえ、お客さまが引くくらいナッツ類を貪り食べるのは、もちろんアウトです!(笑)
つらい二日酔いに苦しんでいては、元気は出ないし顔色は悪いし、うまく接客できなくて売り上げもダウン……。そんな状態はなんとしても回避していただきたく、二日酔いに有用とされる3つの対策をご紹介しました♪ ぜひぜひお試しください♡