
飲食業界の御多分に洩れず、キャバクラ業界においても「お客さまは神さま」が絶対真理。しかしキャバ嬢だってひとりの人間、なかにはどうしても苦手なタイプのお客さまというのはいるものです。
「自分の話ばかりするお客さまって苦手!」「無口なお客さまって接客しづらい……」などなど、「キャバ嬢あるある」のこのお悩み。そこで今回のガルマネ編集部では、「タイプ別☆客のあしらいかた・その①」として、「恋愛くん」「自慢くん」の2つのタイプのお客さまの特徴と攻略法を教えちゃいます♡
マジでこの子と付き合えるかも?というか付き合いたいっ!——「恋愛くん」タイプ
キャバクラは一種の「疑似恋愛」を楽しむ場ですが、キャバ嬢がお客さまに優しく接するのは、あくまで仕事の一環。キャバクラ通いに慣れているお客さまであれば、キャバ嬢とのやりとりを「男女の駆け引き」として楽しむ余裕があるものですが、そうでない方はやや危険!「もしかすると、おれ、この子と付き合えるかも?というか付き合いたい!」と「本気恋愛」に陥ってしまうタイプーーそれが「恋愛くん」です。
このタイプは、「キャバ嬢」という人種に慣れていない方、そもそも女の子というものに慣れていない方に多い!日常生活では出会えないようなキレイな女の子に優しくされて、思わず恋に落ちてしまうのは、当然のことなのかもしれません。
「恋愛くん」は、「この子の特別な存在はおれなんだぜ!」と思い込むがゆえに、指名するキャストを束縛したがります。「おれ以外の席につくなよ」「店の外で会おうぜ」「君との関係は、みんなに内緒にするから」……。キャバ嬢からすれば、「私、あなたの彼女ってわけじゃないんですけど!」と、その言動に思わずイラっとしちゃうかもしれませんが、ここでバッサリ拒否するのはNG!
「恋愛くん」がキャバ嬢に夢中になればなるだけ、落としてくれるお金は大きくなります。いかに「距離」を保ちつつ、「擬似恋愛」させるかが売り上げアップのカギ!「本当に付き合おうよ」「プライベートでいつ会える?」など、たび重なる口説き文句には、「またそんなこと言って〜(笑)」「もうそのセリフは聞き飽きましたけど(笑)、うれしいな、ありがとう♡」と、あくまで「冗談でしょ?」というスタンスで明るく返すのが◎!
「恋愛くん」の口説き文句に本気で返してしまうと、それまで保っていた「よい関係」はバッサリ切れてしまいます。さらに、怒った「恋愛くん」がストーカー化するなど、余計なトラブルを招く恐れも。そこで、「あなたと付き合う気はありません」という意志をアピールしてはっきり拒否するのではなく、「お店の中だけでの疑似恋愛」というスタンスで、あくまで笑顔でかわしましょう!
ただし、もちろんプライベートのお誘いは、「同伴やアフターならいいですよ♡」といったように、笑顔できっぱりお断りしちゃってOKです☆
おれの話を聞いて、崇めて!——「自慢くん」タイプ
「おれって◯◯だからさぁ」「おれ、◯◯したんだよね」と、自分のことばかり話したがり、「褒めてほしい!」オーラがとにかく強いタイプ——それが「自慢くん」です。
キャバ嬢からすれば、褒めかたのレパートリーにも限度があるもの。挙げ句「へーそうなんだ、すご〜い!」としか返せず、話題を発展させようとしても、けっきょく「おれのすごい話」にたどり着いてしまいます。会話がどうにも盛りあがらず……なかなかツライ相手です。
「自慢くん」タイプの欲求は、キレイな女の子に自分の話をとにかく聞いてもらうこと、そして「すごいね!」と言ってもらうこと。単純に「ナルシスト」ともいえますが、「自分大好き!」であると同時に、「おれのことを認めてほしい!」という「承認欲求」が高いのが特徴です。
日常生活で周囲から認められていれば、それなりに「承認欲求」が満たされているはずですが、キャバクラでその欲求を満たそうとするということは、普段の生活では不遇な立場に身を置かれている可能性が大。そこで、「日常生活で溜め込んでいそうな不満」にフォーカスを当てて切り返してみましょう!
「自慢くん」はプライドが高く、自ら愚痴を言うことをためらう傾向にあります。そこで、「」といったように、キャバ嬢のほうからきっかけをつくってあげましょう!すると意外にも、「おれってすごいんだけど、上司が認めてくれなくてさ……」「なぜか彼女ができなくて……」というように、日ごろの不満を吐きだしてくれるかも。
「承認欲求」というのは、「認められたい、でも誰も認めてくれない」という心理によるところが大きいもの。お客さまの内なる不満を聞いてあげて、疲れた心を癒してあげることこそ、キャバ嬢の重要な仕事です!お客さまとの強い信頼関係を築くことができれば、売り上げアップも間違いなし☆
今回のコラムでは、「恋愛くん」と「自慢くん」の攻略法をまとめましたが、まだまだいるいる、困ったタイプのお客さま!
次回記事では、とにかく無口でやりづらい「寡黙くん」タイプと、やたらベタベタされて困っちゃう「お触りくん」タイプの特徴と攻略法を教えちゃいます♪ぜひぜひあわせてお読みいただき、お客さまに合わせた「じょうずなあしらいかた」を完璧にマスターしてくださいね♡