キャバクラ店に勤めるにあたって、不安材料のひとつが、お店でのトラブル。

「女の子同士で派閥争いに巻き込まれたら?」「ベテランキャストからのいじめってある?」「お客さんがストーカー化したりしない?」——キャバクラの世界で「あるある⁉︎」な問題の実態、まるっと解き明かしちゃいます!

人間関係編——キャスト同士でいざこざ発生!

キャストの女の子それぞれが売り上げと指名を競い合うキャバクラ。そこで必然的に起こるのが、「派閥争い」です!

ナンバー入りしたベテラン嬢と仲がよければ、本指名客の枝客を紹介してもらえるなど、メリットは大♪

しかしそのぶん、「あの女の子は、あのナンバー嬢と仲がいいから」という理由で、客を紹介してもらえなったり、ヘルプに呼んでもらえなかったりと、指名のチャンスを失うことに。

ほかのトラブルとしては、「あの子、新人のくせに生意気!」「陰でわたしの悪口を言ってたらしい」「わたしの客にこっそり名刺渡してた!」——などなど、売り上げ=お金が絡む以上、ほかのキャストから嫉妬されたり恨みを買ったり機会も多いもの。

なかには、ドラマのような深刻ないじめに発展し、退店を余儀なくされるケースもあるのです。

対処法・「チームメイト」であるキャストに対する礼儀を忘れずに!

キャスト同士は、売り上げを競うライバルだとはいえ、一緒にお店を盛りあげる仲間。

キャスト間の関係がギスギスしていれば、お店の雰囲気も悪くなり、お客さんの入りも悪くなります。

当たり前のことですが、ベテラン嬢にも同僚嬢にも、挨拶やお礼などの最低限の礼儀はマスト! 帰るときには「おつかれさまです」、ヘルプに呼んでもらったら「ありがとうございます」……

ちょっとした言葉をかけるだけで、相手の心象をぐっとよくすることができます。

ほか、「ほかのキャストの指名客に勝手に営業しない」「悪口を言わない」などといった最低限のルールも守らなくてはいけません。

キャストどうしは、「もちつもたれつ」の関係。団体客が来店したときには、複数名のキャストが一緒にテーブルにつき、売り上げを上げる努力をすることになります。

飲めないキャストであれば、飲めるキャストに頼るところも大きいし、わいわい盛りあげるのが不得意であれば、それを得意とするキャストの力が不可欠!

「自分ひとりの力だけでは、売り上げは上がらない」——そのことを肝に命じて、ほかの女の子たちに敬意をもって接しましょう!

下記のコラムもぜひぜひご参照ください♪

お客さん編・勘違いしたお客さんがストーカーに!

お客さんとキャストが「疑似恋愛」を楽しむ場所柄、多いケースが色恋沙汰のトラブル。

接客するうえでは、どうしてもお客さんとの距離が近くなるもの。自分にはそんな気はなくとも、お酒の入った相手は「この子、おれに本気の可能性あるかも?」と勘違いしてしまったら、非常に厄介です。

お客さんの本気アタックに、「あなたとは、お店だけでの関係!」とつれなくあしらうのはNG!

「あんなに同伴してやったのに!」「あんなに高価なものをプレゼントしたのに!」と恨みを買うことになり、ストーカー化することも……。

実際、キャバ嬢に対するストーカー被害は社会問題として深刻化。近年、メディアでもたくさん取りあげられています。

被害の例としては、絶え間ない嫌がらせメールに不快な無言電話、果ては住所などの個人情報を突き止められて自宅まで押しかけてくることも⁉︎

対処法・「適度な距離感」が大切! 勘違いさせる行為は徹底して避けるべし

キャバクラにおいて、お客さんを本気にさせて売り上げを上げることを「色恋営業」と呼びます。

これはたしかに売り上げアップの近道ですが、上記のように、トラブルリスク大!な危険な方法。男性と女性という力関係上、どうしても女性側に危険が伴います。

とくに、お客さんと寝てしまう=「枕営業」は、キャバクラのルール上絶対NGな「爆弾行為」と呼ばれ、バレたらお店をクビになることも。

とはいえ、指名をとるために、お客さんと連絡先を交換したり、同伴やアフターなどデートの機会をもったりというのは、仕方のないことです。

もしもお客さんがストーカー化してしまったら、早い段階で店長やボーイさんに報告しましょう! 

そのうえで、お客さんからの怖いメール履歴を保存したり、嫌がらせ電話を録音したり、ストーカーの「証拠」を抑えておくことがマスト。

ここで重要なのが、「ストーカー化させた原因は、自分にあるのかも……」なんて思わないこと!

ストーカーは、立派な犯罪。証拠があれば、お店とお客さんとで弁護士や警察を挟んで解決することも可能です。

プライベート編・彼氏との喧嘩が絶えない……

仕事上、男性客と親密な関係を築くことになるキャバクラ嬢だからこそ、招きやすいのがプライベートでの「恋愛関係」トラブル。

多く聞かれるのが、彼氏とのいざこざ!

毎晩遅くまでほかの男性とお酒を飲んだり、デート中でもお客さんと連絡を取りあったり……「本当は浮気しているんじゃないの?」なんて、喧嘩の原因になりがち。

「仕事だから!」と言い訳しても、なかなか信じてくれず、なかには別れ話にまで発展するケースも!

対処法・「キャバ嬢」という仕事をしっかり理解させる相手と付き合うべし!

キャバ嬢が彼氏と長く付き合うためには、お客さんとの関係も「職場での話」と理解してもらうことが必須ですが、一般の男性であれば、なかなか難しいのかもしれません。

実は、彼氏と長続きしているキャバ嬢は、ボーイさんやお客さんなど、一種の「業界人」「関係者」と付き合っている場合がほとんど!

初めから「キャバ嬢」としての姿ありきで付き合いを始めるわけですから、仕事に対する理解も大きいわけですね♪

「キャバ嬢」という姿は、ただの仕事とはいえ、「あなた」という存在のうちで大きな割合を占めています。その側面を認めてくれる相手こそが、無理なく付き合える相手なのかも。

そのような相手であれば、仕事の愚痴や悩みを素直に相談できるのも、うれしいポイントですね♡

トラブルの兆しを感じたら、一人で抱え込まず、周囲を巻き込もう!

今回ご紹介したのは「キャバ嬢あるあるトラブル」の一例ですが、ナイトワークの仕事をしていれば、必ず避けて通れないお悩みです。

それが店での人間関係にせよ、お客さん絡みにせよ、プライベートの問題にせよ、解決するために最も重要なことは、一人で抱えこまないこと!

水商売として働くかたは、過酷な売上競争やたくさんの人間関係のなかで、常日頃から大きなストレスを抱えているもの。

ちょっとしたトラブルでも、誰にも話せずに抱え込み、心を病んでしまうかたも多いのです。

トラブルの兆しを感じたら、その時点でお店のスタッフや信頼できるキャストに話してみましょう! 事前に相談することで、予防策や対応策を練ることができます。

それでも、もしもだれにも話せずに苦しんでいるのであれば、ぜひぜひガルマネにご相談ください! トラブルを解決するためには、「お店を変える」という選択肢もアリですよ♡