今回は、「キャバ嬢になりたい!」という女の子なら誰でもとおる「面接」についてお話していきます。アルバイトでも就活でも必ず必要になってくる面接。10代後半や20代の女の子であれば「居酒屋」や「アパレル」などが人気ですよね。
アルバイト面接などでは、「今までどんなアルバイトをしてきましたか?」や「アルバイト先をうちに決めた理由はなんですか?」というような質問が定番です。
ですが、「キャバクラでの面接では昼職とはまったく違う質問がされることもある」ということを知っていますか? キャバクラの面接を昼職の面接と一緒に考えていると、思わぬ落とし穴にハマり不採用……なんてこともありえます。
そこで、キャバクラの面接で「100%聞かれる質問事項」と「質問に対する正しい答え方」を用意しました。ぜひこの記事を参考に自分の回答を用意して、あこがれのキャバクラ店の面接突破を目指してくださいね。
質問①「あなたがキャバクラで働きたい理由は?」
この質問は面接の序盤で出てくることが多い質問なので、必ずおさえておきましょう。
女の子によってキャバクラで働く理由はさまざまでしょう。キャバ嬢は「借金返済のため」という女の子や「シングルマザーだから」といった特別な事情を抱えた女の子も多いです。
そのような事情があっても、キャバクラで働く理由については、嘘をつく必要はありません。自分の素直なキャバクラで働きたい気持ち、理由を、黒服スタッフに面接でぶつけましょう。そのなかでも「やる気のある理由」は黒服スタッフの心をきっと大きく動かすでしょう。
例えば、あこがれのキャバ嬢がいるお店では「○○ちゃんのようなNo.1キャバ嬢になりたい!」という理由でもいいでしょう。ほかにも「キャバ嬢としてどんどん上を目指していきたい!」などは、あなたのやる気を見せるとてもいい回答といえるかもしれません。
あこがれのキャバ嬢がいない場合でも、「このお店の雰囲気が自分に合いそうだと思った」という理由や、「キャバクラのなかでもしっかりとした優良店で働きたかったから」というようなポジティブな理由も受かりやすくなる回答です。「留学資金を貯めたい」というような夢のための理由も、黒服スタッフの印象を良くする回答の一つでしょう。
間違っても「なんとなく……」など、やる気の見えない回答は避けましょう。多くのお店で求められている女の子は「やる気がある、応援したくなる女の子」です。ぜひあなたの「キャバクラで働きたい!」という理由を面接で思いっきりぶつけてみてくださいね!
質問②「キャバクラや水商売の経験は?」
続いて、必ず面接で聞かれる質問の2つ目は「キャバクラや水商売の経験はありますか?」という質問でしょう。キャバクラや水商売の経験があるかどうかを確認する質問なので、しっかりと回答を考えておきましょう。
キャバクラ経験者であれば「前のキャバクラ店での経歴」をしっかりと答えるのがベスト。お店の在籍期間が長ければ長いほど「この子は採用したあとも長く在籍してくれそうだな!」と黒服スタッフの好感度をアップすることができ、採用へと近づくことができます。
ですが、水商売未経験の女の子の場合はそのような経歴をいうことはできませんよね。その場合は、水商売以外の接客業の経験などを伝えるといいでしょう。そして、その場合でも「どれくらい働いていたか」という期間についてはしっかり伝えるのがベストです。
お店で求めている女の子はズバリ「長く在籍してくれる女の子」です。一つの仕事が長く続かない女の子は「採用してもすぐ辞めてしまいそうだな……」と、黒服の好感を得ることができず不採用となってしまう原因にもなりかねません。
「アルバイトすらしたことがない」という女の子は「働くのも初めてですが一生懸命頑張ります!」とやる気と初々しさを出して、「この子はやる気があるし、応援したいな!」と黒服スタッフに思わせましょう。
基本的にキャバクラは、どのお店も「新しい女の子」をどんどん入れたいと思っています。経験者は固定のお客さまを持っていることがほとんどなので、勤務態度に問題があったり面接の態度がふさわしくなかったりなど、よっぽどのことがなければ受かることが多いでしょう。
高級店や有名店などお店によっては未経験者が受かりづらいケースもあります。「有名店で働きたい!」「歌舞伎町No.1のお店で働きたい!」など、自分のあこがれのお店と自分の経歴が伴わない場合は、ほかの店舗で経験を積んでからあこがれのお店へチャレンジするのもオススメです。違うお店で半年でもいいので職歴、有名店でも受かりやすくなることが多いでしょう。
質問③「1週間に何日出勤できて、1日何時間働ける?」
必ず聞かれる3つ目は「1週間に何日出勤できて、1日何時間働くことができるか?」という質問です。お昼のアルバイトなどでも定番の質問ですね。キャバクラの面接でもこの質問は必ず聞かれるとともに、採用への重要なポイントなので必ず押さえておきましょう。
キャバクラの基本的な営業スケジュールは、日曜日休みの月曜日から土曜日営業。そして営業時間は19時前後から夜中の1時までで、一番忙しい曜日は金曜日と土曜日です。お店が一番女の子がいてほしい曜日は、金曜日と土曜日の週末です。
ですので、「金曜日と土曜日は出勤できません」という女の子は、正直面接には受かりづらいといえます。週末はたくさんのお客さまが来店します。そんな重要な週末に出勤できないとなると、いくらやる気があったとしても黒服スタッフには「この子にはやる気がないな……」と思われてしまうのです。キャバ嬢をするのであれば、金曜日と土曜日はしっかりと出勤できるようにスケジュールを調節しましょう。
さらに、「週6日毎日出勤できます!」という女の子は、仕事に対するやる気も見えるためとても受かりやすくなります。現実的に、週6日出勤している女の子はお客様からも好かれやすく、「売れっ子キャバ嬢」へと成長している子が多いです。
週6日出勤すれば必ず売れっ子キャバ嬢になれるとは限りませんが、「お客様が飲みたいときにお店にいる女の子」はお客様に好印象を与えるとともに、お店からも「頑張ってるな!」と思ってもらいやすくなります。
ですが、例えば学生さんのように日中に何かをやっている女の子は、週6日働くことは難しいですよね。その場合は、週6日が無理だとしても「週末を含む週5日」だったり、「週末と平日2日」のように、週末を含むシフトを希望すると面接にも受かりやすくなりますよ。
希望シフトを出す際に出勤日数も重要ですが、「出勤時間」もとても重要です。お店が始まる時間からお店が終わる時間まで働くことを「オープンラスト」略して「オーラス」と言いますが、このオーラスで働ける女の子も面接で受かりやすくなる条件といえます。
売上や指名がある女の子は、「9時から出勤」というようにオープン以降に出勤する子も多いですが、未経験の女の子はオーラスで働くことをオススメします。毎日「終電で帰ります」という子は、地方店では受かることもありますが繁華街のお店では受かることが少ないといえるでしょう。
これらのことを踏まえると、繁華街などの有名店で働きたいと思っている女の子は、「週末を含む週5日以上」の「オーラス」で希望を出すと、面接に受かりやすくなるといえますね。地方店などでは出勤日数や出勤時間の融通を利かせてくれるお店もあるので、自分の出勤できる日数などを計算して、お店選びをするのもいいでしょう。
質問④「希望時給はいくら?」
面接で必ず聞かれる質問の4つ目は「希望時給はいくら?」という質問です。これは時給が決まっている昼職ではまず聞かれることのない質問ですよね。キャバクラではあなたの希望時給を必ず聞いてくるので、しっかりと回答を用意しておきましょう。
キャバクラの求人を見てみると、「3,000円〜5,000円」や「4,000円以上」と書いてあるのを見たことがあるのではないでしょうか。この時給の幅というのは「水商売経験」や「女の子のやる気」によって変わってきます。ほかにも、キャバクラの時給は地域によっても変わってきます。歌舞伎町などの繁華街では平均4,000円前後、地方などのお店ではだいたい3,000円前後が平均といえるでしょう。
なかには「時給1万円!」という女の子もいますが、これはお客様を持った売上に見込みのある女の子が言えること。やる気があるからといって未経験で「時給1万円がいいです!」と言ってしまうと「この子は自分の価値が分かっていない」と思われてしまい、不採用になる可能性が高くなるでしょう。
とはいえ、あなたが希望する時給が低いと「この子はやる気があるのかな?」と思われてしまうこともあります。例えば、歌舞伎町や六本木など平均時給が4,000円~6,000円くらいの地域で、「私は希望時給2,000円でいいです……」と自信なさそうに答えると黒服スタッフはどう思うでしょうか? きっと「それなら地方店に行ったほうがいいのでは?」と思ってしまいますよね。
なので、お客さまを持っていない水商売未経験の女の子の場合は、「その地域の平均時給」を答えると無難でしょう。ただ、キャバクラは女の子によって時給や待遇が違う世界なので、同じお店にいるほかの女の子に「入店したときの時給」を教えるのはご法度。やってはいけないタブーな約束事なのです。そのため、女の子に「いくらで希望時給出したの?」と気軽に聞くことはできません。
希望時給やその地域の平均時給などは、信頼できるスカウトマンや水商売を紹介してくれるコンシェルジュなどに聞いて、自分の希望時給を決めましょう。
質問⑤「お酒は飲める? お酒は強い?」
そして、必ず聞かれる質問の5つ目は「お酒はどれくらい飲めますか?」という質問です。この質問も昼職でいう「履歴書」に書くこともあるので、しっかりと自分の飲めるお酒の量を把握しておきましょう!
キャバクラというのは、未経験の女の子でもわかるように「毎日お酒が提供される」世界で、お酒というものは必ず付いて回ります。
未成年の女の子はお酒を飲むことができませんが、20歳以上の女の子は多少でもお酒が飲めるほうがお客様の気分を害すこともなく、お店からの好感度も上げることができるでしょう。そのため「お酒が強くなければいけない!」ということはありませんが、それなりにお酒が飲める女の子は面接でも合格しやすいといえます。
お客様は「女の子と楽しくお酒が飲みたい!」と思って来店する方がほとんどです。そこで「私、お酒はちょっと……」となってしまうようでは、お客様も戸惑ってしまいます。そして、一度でも違和感を覚えてしまったお店には、お客様は来店しにくくなってしまうのです。
お酒が強くなくとも「頑張って飲みます!」というくらいの根性のある女の子は、面接において有利になります。たとえ営業で潰れてしまっても大丈夫。「女の子は潰れてはいけない」という暗黙のルールもありますが、お店側も女の子の頑張りをしっかり評価してくれていますよ。
「どうしてもお酒が飲めないんです……」という女の子は、事前に黒服スタッフに伝えておきましょう。お店によっては「フェイクドリンク」として、ノンアルコールのカクテルを用意しているところもあります。オーダーの赤ワインがブドウジュースだったり、テキーラが緑茶だったりと、お店もバレないようにと工夫してくれます。
基本的に、お店の黒服スタッフは「お店の女の子を守る」のが仕事です。お酒が飲めない女の子指名のお客様が、高級ボトルを入れてくれたりシャンパンを入れてくれたりしたときは、黒服スタッフが一緒に飲んでくれるなど助けてくれるお店が多いです。
お店が求めている女の子は「お酒が強い子」ではなく、「苦手なことでも一生懸命取り組める女の子」です。例えお酒が苦手でも「一生懸命頑張る姿勢」を見せることで、面接にも受かりやすく、お店に入ったあとも助けてもらえることが多いでしょう。「私お酒飲めないから……」と諦めるのではなく、「一生懸命さ」をアピールして面接合格に近づきましょう!
必ず聞かれる質問の回答はあらかじめ用意しておこう!
今回は、キャバクラで必ず聞かれる面接の質問についてお伝えしました。キャバクラでは昼職の面接で聞かれないような質問もあり、最初は戸惑うこともあるかもしれません。
ですが、就活時の面接のように事前に回答を用意しておくことで、面接のときに困ることもなく自分に自信を持って面接に臨むことができますよ。
スカウトマンをとおしてお店を探す場合、キャバクラの面接にも同席してくれることがほとんどです。
面接について心配なことがあれば、スカウトマンにしっかり聞いて打ち合わせをしておくのがベストでしょう。あなたらしさを残しつつ、働きたいお店に受かるように回答を考えてみてくださいね!