
今回は、キャバ嬢の重要な仕事の一つである「同伴出勤」についてお話したいと思います。キャバ嬢未経験の女の子は「同伴ってどうしたらいいんだろう?」と考えたことはありませんか? さらに、キャバ嬢なりたての女の子は「同伴が取れない」と悩むことが多いのではないでしょうか。
私もなかなか同伴が取れず、「なんであの子は毎日のように同伴が取れるんだろう」と考えていたものです。売れっ子キャバ嬢になると同伴出勤が当たり前で、毎日のようにお客さまと一緒に来店。「私も同伴しなきゃ……」とプレッシャーになってしまうこともありますよね。
今日はそんな「なかなか同伴が取れない」という初心者の子や「同伴ってどんな流れでしたらいいの?」と悩む女の子のために、同伴の手引きを詳しくお伝えしていきますね。
売り上げUPやプレッシャーからの解放まで! キャバ嬢が同伴出勤をするメリットとは?
まず、キャバ嬢が同伴出勤をするメリットとはなんでしょうか? それは「売り上げのアップ」と指名を呼ばなきゃという「プレッシャーからの解放」です。
キャバ嬢になると、まわりの女の子が指名を呼んでいる中、自分だけが指名が呼べていないと「どうしよう……」と不安になってしまいますよね。指名が呼べないことを水商売の中では「お茶を引く」といいますが、このお茶引きが続くとどうしても女の子はプレッシャーを感じてしまうものです。
そんな中、同伴出勤をすることで確実な指名を確保することができるので、お茶引きの心配がありません。なので、「指名を呼ばなきゃ!」なんていうプレッシャーから解放され、さらにその1日は余裕を持って営業することができるわけですね。
さらに、通常の本指名料金の他に同伴料金がつくため、自然と売り上げがアップします。また、お店によっては通常の本指名のバックより多くもらえることもあるので、あなたのお給料がアップするなんてことも! 同伴出勤のメリットはキャバ嬢にとってとても大きいことがわかりますね!
服装はきれいめワンピースが王道! お客さまが恥ずかしくない服装をしよう
では、「同伴ってどうしたらいいの?」という女の子のために、同伴の手引きについてお伝えしていきます。
まず同伴の服装について! 同伴の服装はズバリ「きれいめのワンピース」がおすすめです。なぜきれいめのワンピースなのかというと、お客さまに恥をかかせないためです。
同伴は、お客さまとご飯を食べて出勤するのが王道ルート。その時、お客さまがお店を探して予約してくれた場合、もしかしたら高級レストランの可能性も否定はできません。その際にカジュアルなパーカーやジーンズを履いて行ったら、お客さまはどう思うでしょうか?
さすがに高級レストランに、パーカーなどのカジュアルな格好で入ることはできませんよね。なので、どこに行っても恥ずかしくない、キレイめのワンピースがおすすめなのです。 もし、その同伴ルートが「ライブ」だったり「体を動かす場所」とわかっていればカジュアルでも問題ないですが、ご飯に行くという場合にはワンピースを着るのがベストでしょう。
お店の滞在時間は1時間半から2時間以内に!
そして、ご飯屋さんでの滞在時間について。滞在時間は1時間半から2時間がベストです。それはなぜなのか、説明していきますね。
同伴でご飯屋さんの滞在時間を短めに設定する理由、それは、お店に行く前に飽きられてしまわないようにするため。
例えば3時間4時間もご飯屋さんで過ごしていた場合、「もうこの子こと話すこともないし、お店に行かなくてもいっか」となってしまい、せっかく頑張って取りつけた同伴がなくなってしまうなんてこともあります。
そのため、ご飯屋さんなどではなるべく滞在時間を短く設定し、「もう少しこの子と話していたいな!」と思わせる必要があるんですね。
絶対的な信用を置いているお客さまであればいいのですが、初めて同伴をするお客さまや「この人お店に行くか怪しいな」なんて人は「もうお店に行く時間だから行かなきゃ!」と早めにご飯の時間を切り上げましょう。
自分のお店から近い場所で探す
そしてご飯屋さんなどの探し方について。探すのはお客さまでも女の子でも問題はありませんが、もしお客さまが選ぶときには自分のお店から近い場所で選んでもらうようにしましょう。
例えば歌舞伎町で働いていた場合、「おしゃれなお店があるから行こう!」とお任せしたら場所が品川だった……となってしまうと、同伴の出勤時間までに間に合わなくなってしまいますよね。 できれば徒歩圏内、もしくはタクシーワンメーターくらいのお店を選ぶのがベスト。お客さまに任せっきりにするのではなく、「ここどう?」と提案をしてみたり一緒に選んだりすると、遠い場所に設定されなくて済みますよ!
お客さまの車には「絶対に」乗らない!
そして、同伴の注意点の一つが「お客さまの車に乗らない」ということ! お客さまはお酒を飲む前提でいらしているので車で来ることはほとんどないと思いますが、中にはなぜか車で来るなんていう危ないお客さまも。
もし、お客さまが車で来てしまってもその時は絶対に車に乗らないようにしましょう。タクシーであれば運転手さんもいるためそこまで危険ではありませんが、お客さまの車の中は完全に密室状態です。密室状態の中では、誰かに助けてもらうこともできないのでとても危険! もし車で来たお客さまに乗ってといわれた場合は、「そしたら○○さんがお酒飲めないじゃない〜!」とやんわり断る、強制的な態度で乗らせようとしてきた場合にはそのお客さまは切るくらいの勇気を持ちましょう。
同伴も仕事のうち! テーブルマナーには気をつける
そして、同伴の注意点の2つ目はテーブルマナーに気をつけるということ。同伴の服装の時もお話ししましたが、お客さまに恥を書かせる行為は同伴の中ではご法度です。
テーブルマナーがしっかりできていない女の子は、お客さまに恥をかかせてしまうことになってしまいます。なので、どこに行っても大丈夫なようにテーブルクリーンやフォークナイフの使い方などはしっかり覚えておきましょう。
ご飯だけ…で終わらないために! お店に来てもらえるようにうまく促そう
同伴で一番多い失敗パターンが、「お店には行かないよ〜」なんていうタチの悪いお客さま。私もよく「お店に行かないけどご飯だけね!」といわれお客さまに困らせられたものです。
そんなタチの悪いお客さまには、同伴中にお店に来てもらえるようにうまく促しましょう。例えばご飯途中で「あ、もう出勤の時間だ! もっと○○さんと話していたいけど行かなきゃ……同伴本当にしてくれないの?」と潤んだ目で見つめてみたり、「私やっぱりもっと○○さんと話していたい! やっぱり同伴しようよ〜!」なんてわがままをいってみたり。
お客さまは、女の子のお願いやわがままには弱い生き物。ここぞ! という時に可愛くおねだりしたり、わがままをいったりしてうまくお店に促しましょう。
同伴をどうしてもしたい女の子の中には、「ご飯代は私が出すから同伴しよ!」なんていう女の子もいます! その女の子は今や売れっ子キャバ嬢の一人です。たまに自分が奢ってあげたりすると「じゃあ行ってあげようかな」なんて男性の心をくすぐることができますよ!
同伴の誘い方は? 接客編と営業ライン編
そもそも「どうやって同伴に誘ったらいいの?」なんていう女の子もいるでしょう。そんな誘い方に悩んでいる女の子のための誘い方の手引きです!
同伴の誘い方は人それぞれですが、定番の接客での誘い方は「お食事行きましょうよ〜!」というひとこと。察しのいいお客さまであればその一言で同伴とわかってくれるので、とてもスムーズに同伴に誘うことができます。
例えば「私焼肉が好きなんですよね〜」という一言から「いい焼肉屋知ってるよ!」という言葉を引き出し、そこで「えー! 行ってみたいから一緒に行きましょうよ〜!」とすかさず声をかけてみましょう。
お客さまも可愛い女の子と外でお食事ができるのはとてもテンションが上がることなので、「いおうかな、どうしようかな……」と悩むのではなくとりあえず「一緒に行こう!」と声をかけてみましょう。もしそれで断られても落ち込む必要はまったくありません。どんどん声をかけてみることが同伴成功の近道です!
そしてラインなどで営業する場合には、「ここのお店友達と行ったけど美味しかったから○○さんにも食べてもらいたいな〜♪」と誘ってみたり、「○○さんってここのお店って行ったことある〜? ずっと行ってみたいんけどなかなか行けなくて」なんていってみたり。 中には「今日強制同伴の日なんだけど誰もいなくて……○○さんにしか頼めないの!」とお願いする女の子もいます。お客さまと一緒に行きたい、お客さまにしか頼れないと特別扱いしてあげると、同伴成功確率もぐっとアップしますよ!
同伴がなかなか成功しない女の子は「賭け同伴」をしよう!
それでもなかなか同伴が成功しない……なんていう女の子はどんどん「賭け同伴」をしてみましょう。賭け同伴というのは、「お客さまと同伴の約束をせずにお食事に行く」こと。同伴になるかわかんないけど、とりあえずご飯に行くというまさに賭けなわけですね。
ですが、意外とこの賭け同伴で同伴が成功する確率は高く、同伴予定じゃなかったのに同伴出勤になった! という体験談はいっぱいあります。
賭け同伴をするお客さまは、キャバクラ慣れしているお客さまがベスト。他のお店にも飲みに行っていたり、お店に頻繁に来てくれているお客さまは同伴になる確率が高くなるので、キャバクラ慣れしているお客さまを選びましょう。
そして、賭け同伴のご飯中は「とにかくお客さまとの時間を楽しむ!」ことを忘れずに。どれだけあなたが楽しむかによって、賭け同伴の成功率は変わってきます! あなたが楽しんで「もっと一緒にいたいな」とお客さまに思わせることができれば「勝ち」です!
終わりの時間が迫ってきたときには「もう少し一緒にいたかったなあ」と名残惜しそうに声をかけましょう! 「俺も一緒に…」と思ったお客さまはきっと同伴してくれますよ。
同伴出勤の「お茶引きなし」で賢く稼いじゃおう!
今回は、未経験の女の子の壁である「同伴出勤」についてお話しました。同伴出勤のメリットや同伴のやり方、注意点などがお分かりいただけたでしょうか?
同伴出勤というのは売れっ子キャバ嬢になるための近道です! 同伴出勤に重きを置いている女の子は、将来売れっ子キャバ嬢になる可能性がとても高くなります。 「外でお客さまと会いたくないナ…」などと思わず、どんどんお客さまと同伴をして売れっ子に近づいちゃいましょう! あなたのキャバクラライフが素敵なものになりますように!