もともとお酒を飲むことや、人と接することが好きだったというAKIHIRAさん。

「楽しく仕事をする」をモットーに、ガールズバーやキャバクラ、スナック、クラブなどに勤務されていたそう。

「ナイトワーク」は、ひと括りにはできない幅の広さがあるといいます。経験者として感じたことを率直に語っていただきました。

——どのような職種で、どのくらいの期間働いていましたか? 
ガールズバーをはじめ、キャバクラ、スナック、クラブで働いていたことがあります。 全部で合わせて4年くらいですね。 

——AKIHIRAさんがナイトワーク業界に飛び込むきっかけは、なんだったのですか?

お酒を飲むことも、人を楽しませる接客も好きだったことが第一にあります。

 また、多くの人が理由にしているお給料が良かったことも理由の一つです。 


——実際に働くようになって、それまでのイメージとのギャップはありましたか?

特にマイナスのギャップはありません。 どこのお仕事場でも楽しく働いていました。 
枕営業を強制されるというイメージを持たれる方がいらっしゃるかもしれませんが、私は一度もありません。 
それから女性が多い職場なので、いじめがあるともいわれますが、私が働いていた職場はどこもいじめはなかったです。 

——当時はどんな風に働いていたのですか?

当時は、一週間のうち週3日くらい出勤していました。 私は特にお金のかかる趣味があった訳ではなく、旅行に行ったり、夢のために貯金をしたりしていました。 

—— ナイトワークで働くようになってから、気持ちの面や生活に変化はありましたか?

色々な業界のお客様とお話できるので、ひと言でいうと、とても勉強になります。 しかもお客様は人生の先輩ばかり! ふだんの生活では出会うことのない方々にお会いできるので、考え方や価値観など共感する部分も参考にしたいと思う部分も、逆に反面教師にしたい部分もありました。

私は元々やりたいことをお金のために我慢するなら、その分稼ぐ手段を探したらいいというスタンスですので、生活水準では変わったということはありません。 

——ナイトワークのお仕事をされていて、一番辛かったことはなんですか。

睡眠時間が削られることです。 お昼もお仕事をしながらナイトワークをする場合は、ある程度睡眠時間が減ることを考慮してシフトを組んだ方がいいと思います。 

アフターについては次の日のことを考えて、できないという希望も出せますが、アフターが一切なしとなると、ほかの女性と比べて使いにくいと思われてしまうのは理解しておく必要があります。 

——逆に、一番うれしかったことはどんなことですか?

お客様から「楽しく過ごせた」とお礼を言われたときです。 お客様が気持ちよくお金を払ってくださることが1番ですので。 お店も商売で「お客様を呼んでなんぼ」ですから、お客様が私をたずねて来店してくださるとお店に貢献できて、やはりうれしいです。 

——ナイトワークで働いたことが、自分の人生にいま良い影響を及ぼしているとしたら、どんなことがありますか? 

さまざまな年齢、業界、地位の方がお客様としていらっしゃるので、お話を聞いていると、自分の知らない新たな世界を垣間見た気になります。

 人間の身体は一つですから、人生で経験できることは限られてしまいます。

より多くの人に出会うことで、経験しきれない部分を補うことができると思うので、そういう意味では人生にかなりプラスになっていると思います。
あとはおいしいお店をたくさん知れたことと、お金の遣い方や礼儀など気の使い方を学べたことは大きいです。 

——AKIHIRAさんの今後の夢を教えてください。

一人でも多くの人に幸せを届けられる人になることです。 

——最後に、これからナイトワークを始めようと思っている方に、ひと言アドバイスをお願いします。

ひと言でナイトワークといっても、お仕事は幅広くあります。

それぞれに特徴や良さがあるので、金額だけにしばられず、「自分に合うものは何か」と考えてみるといいと思います。 

私のナイトワークでのモチベーションは、「楽しい人生のため」でした。

楽しくお仕事をする、ということも大切にしていましたので、男性が苦手だったり、お酒を飲む場があまり好きではないという方や、そもそもお金のためだけに、仕事をいやいやするのはおすすめできません。 

とりあえず一歩踏み出してみてください。

「どんなお仕事をしようか」「どのお店で働こうか」と考えているだけでは何も前に進みません。 まずは面接の予約をする! です。成功するか失敗するかはあなた次第ですし、失敗したとしてもそれは経験になるので、マイナスではないと思いますよ。