今回は、あの有名な祇園や北新地でホステス経験を持ち、ショークラブ「バーレスク」の元センターを務めていた「白宮さやさん」にインタビューさせていただきました!
白宮さやさんにインタビューをして私が思ったことは、とても向上心があるということ!常に上を見続け、今は自分でプロデュースしたタピオカ&ソフトクリームのお店を持つなど、かわいいだけでなくしっかりと将来を考えている女性です。
そんな白宮さやさんにナイトワークの魅力をうかがいました。ぜひこれからナイトワークをしたいと考えている方は参考にしてみてくださいね。
――ナイトワークではどれくらい働いていたんですか?

キャバ嬢、ホステスとしては約1年で、そのあとショーダンサーとして1年のトータル2年ほどです。祇園や北新地でホステスとして働き、そのあと1年休業してバーレスクダンサーとして働き始めました。
――ナイトワークを選んだきっかけを教えてください
20歳のときに自分のブランドを立ち上げたくて、その資金集めのために選んだのがナイトワークでした。短時間で効率よく高時給を稼ぐことができたというのが魅力で。あと、自分のブランドを立ち上げるにあたって、人脈が欲しいと思ったんです。いろんな人と出会えるキャバクラに魅力を感じてキャバ嬢を始めました。
――10代のころから向上心が高かったんですね!キャバ嬢からショーダンサーになったきっかけは何かありますか?
きっかけは、当時のキャバクラのお客さまにバーレスク東京を見せてもらったことです。そのときに見たダンサーの方たちがみんなすごく輝いて見えて、バーレスク東京のショーを見てるだけで元気をもらえたんです。
そのときに「私ここで働きたい!」と思って、自信はなかったですが落ちる覚悟で面接に行きました(笑)
働きたいと思った理由は、ショーガールの「みんなを笑顔にする力」を自分のブランドでも活かしたくて勉強したかったということと、私自身も人に元気を与えたり笑顔にしたり、そんなキラキラした人になりたいなと思って。

――お金だけじゃなく、自分の将来のために勉強したいという気持ちが強く伝わってくるエピソードですね!ナイトワークで働く前と働き始めてからのギャップとかはありましたか?
キャバクラやホステスで働き始めた当時は、普段全然お酒を飲まなかったんです。でも働き始めたらもちろんお酒を飲まなきゃいけないので、それが正直予想以上につらかったです。しかも、お客さまに営業しなきゃいけないので、お店でもやることがたくさんあるじゃないですか。「だからこれだけ高時給なんだ」ということが働いてみて初めて分かりました。
――ホステスやキャバクラはお酒をたくさん飲まなきゃいけないし、営業もしなきゃいけなかったりと大変ですよね。
そうなんです。ホステスからバーレスクに移ったあともいろいろと大変でした。ダンス経験がまったくなかった私にとってダンスレッスンもとても大変で。ショーガールは自分自身が商品なので、モチベーションを上げるためにも自分に対してお金をかけることが多くなりました。でも、そのおかげで私の好きなものが分かった気がしましたね。
――自分自身が商品だと思うと、やっぱりいろんなことにお金をかけたくなりますよね。答えられる範囲でいいのですが、その時の稼ぎはどれくらい働いて、いくらくらいもらっていますか?
初めてホステスを始めて、自分のお客さまがいなかったときはお店が営業している日は毎日出勤していました。週6日出勤して1日あたりはだいたい4時間くらいです。そのとき私にはお客さまはいなかったんですけど、お店に「絶対3ヶ月でこれくらい売り上げるから時給●●円にしてください」って交渉しました(笑)。
――かわいらしい見た目からは想像できないくらいかっこいいですね!
そうお店に宣言することで自分自身に「絶対にやらなきゃ!」というプレッシャーをかけていたんだと思います。でもこれが私には合っていたみたいで、普通のOLさんの5倍くらいの月収はもらえていたと思います。

――OLさんの5倍!ホステスを始めてすぐなのにすごいですね!
お客さまがつき始めてからは、週4日くらい出勤したら目標売上も達成できるようになって、自分の好きなことを十分できるくらいのお給料はもらっていました。
バーレスクになってからは、週3日の出勤で自分にかける美容代や好きなことができるくらいのお給料をいただいていました。がっつりキャバ嬢を頑張ったときよりは少し給料は下がったんですが、お金以上の勉強できるものがあったので楽しく働けていましたよ。
――好きなことを仕事にするって、誰でもできることじゃないのですごいと思います!ナイトワークで稼いだお金は、何に使うことが多いですか?
バーレスクで働いていたときは自分の美容代がほとんどでした。自分自身が商品ということもあったので、自分で満足いかない部分があるとすぐ直しに行っていましたね。美容院だったりネイルだったり、エステやマッサージが大半です。気に入らない部分があると働くモチベーションが下がっちゃうので。
ホステスをしていた当時は旅行が大好きだったので、毎月のように旅行に行っていましたよ。そんな贅沢にという感じではないですが…何かを買うというよりも、自分に対してのリフレッシュとして使うことが多かったですね。
――毎月旅行だなんてそれだけでも十分贅沢ですよ!(笑)とても羨ましいです…。身だしなみで美しく見えるように必ず心がけていることはありますか?
ホステスのときもショーガールのときも「さやといえば金髪!」と言われていたので、きれいな金髪だけは死守していましたね。金髪だとどうしてもすぐプリンが目立ってしまうので、2週間に1回は美容院でカラーやトリートメントをしていました。あと、ネイルは3週間に1回のペースで行っていましたね。
あと私、すごいむくみやすくて疲れやすい体質なんです。むくみとかって見た目に出てきちゃうじゃないですか。なので、見た目に出ないようにリンパマッサージは週1とか多いときは週2くらいで行っていましたよ。
――働いているとき、「これのために働いている!」というモチベーションや理由はなんですか?
私のモチベーションは、なりたい自分になりたい、夢を叶えたい、自分の好きなことをしたいの3つですね。でも、何より自分を応援してくれるお客さまやファンの方がいたから頑張れたというのも大きいです。
毎回東京や北海道、名古屋とか遠いところから私に会いに来てくれる人がいたり、ショーが終わったあとに「さやちゃん見てて元気出たわー!」とか言ってもらえるときが最高に嬉しくて! しんどいこともありますけど、お客様やファンからの応援の言葉でなんでも乗り越えられた気がしますね。
――お客さまとの素敵なエピソードですね!なんだか聞いてるこっちが感動しちゃいます。ナイトワーク業界で働くようになって、生活水準や気持ちの面など、生活にはどんな変化がありましたか?
生活面では、完全に夜型の生活になりましたね。日が昇る朝の5時ごろに寝て、お昼過ぎとかに起きる生活。そのときは彼氏と同棲していたので、出勤までの間に洗濯や夕食を作ったりして、そのあと同伴して出勤。を繰り返す生活でした。
バーレスクのときは、レッスンのあとに出勤。気持ち的には、やっぱりちょっと「しんどいな」と思う時もありましたね。営業時間中に携帯を見るとたくさん連絡が入っていたり、人と話し過 ぎて接客や人と話すのが嫌になっちゃったり。俗にいうメンヘラですね。でも、そういうこともお客さまに正直に話してて、たまにメンヘラになっちゃった時、お客さまに「お店来てるからおいで。」って優しく声をかけてもらったことがあって。私がしんどいときはお客さまに助けられていました。

――すてきなお客さまですね!さやさんとお客さまの信頼関係が見えますね!ナイトワーク業界で働いていて、いちばんつらかったことはなんですか?
私、ホステスとして働き始めたときは本当にお酒を飲んだことがなかったんです。でも、「お酒飲めなくても大丈夫だから」と言われてたんですけど、お客さまが開けてくれたシャンパンをいつの間にかすごいペースで飲んでいる私がいて(爆笑)。
飲んだことがないのに意外と強くてなかなか潰れなくて、結果次の日は二日酔い。二日酔いのまま同伴して出勤というときは本当につらかったですね。働き始めたころは体調崩すことが多くて、ホステスとして働くことに慣れるまでは大変でした。
――すごいその気持ち分かります(笑)。二日酔いの時の同伴って本当に大変ですよね!逆に、ナイトワーク業界で働いていて、いちばんうれしかったことや働きがいを感じるのはどんな時でしたか?
やっぱりいちばんうれしいのはお客さまの笑顔を見られたときですかね。あと、自分を応援してくれている人が目に見えていること。ホステスを始めたときは、私なんかにお客さまがつくのかなってすごく不安だったんです。でも、お客さまがついてきて、私に会うためにお店に足を運んでくれるお客さまがいること、そして「さやちゃんといると楽しい!」って言ってくれる人がいることがとても嬉しかったし、働くうえで本当に助けになりました。それに、私の夢を叶えるために応援してくれる人がいるというのもすごく嬉しかったな。
バーレスクでは、お客様に「さやちゃんに元気もらいにきたー!」と言われたり、「さやちゃん観たら頑張れるんだよね!」とか「今日も元気もらったよ!ありがとうー!」って言ってもらえたり。私がお客様に「ありがとう」って伝える立場なのに、お客様にたくさんのありがとうをいただけて、一人ひとりのお客さまがいたから頑張れましたね。
――さやさんのお客さまは本当にいい人ばかりですね!さやさんの人柄がいいお客さまを引き寄せるんですね。ナイトワーク業界で働いたことが、自分の人生に今いい影響を及ぼしているとしたら、どんなことがあると思いますか?
私はナイトワークをやめてちょうど1年くらいになるんですが、ホステスやバーレスクでの出会いがあったからこそ、私の今のお店があります。今のお店の仕入れも海外からなんですけど、ホステスをしていたときのお客さまが協力してくれてるんです。言葉の通じない場所のことも、すべてしてくれて、本当に感謝しています。それに、いろんなことを学べるようにいろんなことを教えてくれたり見せてくれたり。ホステスを辞めた今でも困ったことがあれば助けてくれる優しい方たちばかりなんです。
――ホステス時代からのお客さま!今でもずっとつながっているんですね!
そうですね。ホステスをしているときからお客さまには「夢を叶えるためにこの仕事をしている」と話していたので、今でも応援してくれるお客さまがたくさんいます。応援してくださっているお客様のためにも私はまだまだ頑張れるし、頑張って大きくなっていきたいですね!

――すてきなお話ありがとうございました!これからナイトワークを始めようと思っている女の子に一言アドバイスをお願いします。
そうですね、お金お金と考え過ぎずに目標や目的をしっかり持って、人との出会いや自分を応援してくれる人への感謝の気持ちを忘れず頑張ってほしいなって思います。
自分で稼いだお金は何に使うのも自分の自由ですが、それを人から応援される自分のために使うことが一番かなと私は思いますね。
お金がいいだけあって、つらいことはもちろんあります。でも、そんなときこそ応援してくれるお客さまが見えるナイトワークなので、その応援を背中に視野を広げて目標を持ち続けて頑張ってほしいと思います。
私もこれから自分のお店を大きくするためにまだまだ頑張りますので、今ナイトワークをしている人に「さやちゃんみたいになりたい!」と目標にされるような人になれるよう頑張ります!