
今回は、歌舞伎町「華灯」で働く現役キャバ嬢「白雪りん」さんにインタビューさせていただきました!
インタビューをしていて思ったことは、いろんなことにとても気を使われていて、さらに行動派であるということ!
和装もドレスも似合う白雪りんさんに、キャバ嬢をやるうえで大切にしていることや、ナイトワークの魅力などについて語っていただきました!
――今回はよろしくお願いします! ナイトワークで働き始めてどれくらいになりますか?
キャバクラで働き始めて2、3年になりますね。

――ナイトワークを選んだきっかけがあったら教えてください。
キャバクラで働き始めたときは、このお仕事に憧れがあったわけでもなかったんですよね。でも、実家から出たいと思ったときに「給料のいい仕事に就きたい」って思ってキャバ嬢になりました。
でも思い返せば、中学3年のころに進路指導の先生から「お前はキャバ嬢になったほうがいい!」って言われたことがあって(笑)。そのときからキャバ嬢になることが運命だったのかもしれません(笑)
――その先生もすごい人ですね(笑)実際にキャバクラで働いてみて働く前とのギャップは何かありましたか?
私にとってはいいギャップばかりでしたね。働く前は、怖いお客さまとかTwitterでよく晒されているような「痛いお客さま」とか「気持ち悪いセクハラおじさん」とかばっかなのかなって不安だったんです。でも、実際働いてみたらそういう人の方が稀だったんですよね。普通の人ばっかりでよかったって思いました。

――確かに働く前ってどんなお客さまがいるのか不安になっちゃいますよね。普段は1週間どれくらい出勤して、どれくらい稼いでいますか?
私の出勤って本当にバラバラで、出勤が週0の時もあります。
なので稼ぎもバラバラで、0の時もあれば100万くらいの時もありますよ。
――0と100ってすごい差ですね(笑)キャバクラで稼いだお金はどんなことに使うことが多いですか?
私、物欲はあまりない方なんです。どちらかというと生活を楽にしたい気持ちが大きくて、タクシー代とか家賃とかそういう生活費の方が高いですね。あと家のことを家事代行にお願いしたり、ご飯は出前の回数が多くなりました。

――タクシー代とかって意外とかかったりしますもんね。キャバ嬢をするうえで身だしなみで美しく見えるように必ず心がけていることはありますか?
気をつけている部分はつま先から髪の毛先まで全部ですね。お客さまに飽きられないためにもメイクやヘアメイクは毎日研究してて、コロコロ変えます。お客様に「毎回顔違うよね?」って言われることもあります。
ヘアメイクには、毎回自分で持参したヘアアクセサリーをつけてもらっています。ヘアアクセって、ワンポイントなのに雰囲気が倍くらい盛れるのでおすすめですね(笑)。
――確かにヘアメイクに何かワンポイントあると雰囲気変わりますよね!お客さまにも覚えてもらいやすいですし!
そうですね、あとはネイルにもこだわっています。特にネイルは自分の肌が綺麗に見える色にするように心がけていますね。手先って意外と男性からも見られている場所ですし、自分でもよく見える場所なのでデザインよりも自分の手がきれいに見える色と形に毎回してもらっています。

――ネイルって意外とみられてるんですよね!
そうなんです。ほかにも香りとか仕草とかドレス選びに靴選び…いろいろあるんですけどここで話すとハリー・ポッターを超えるくらいの大作になりそうなのでこの辺で終わりにしておきます(笑)。
私の場合、顔だけでは歌舞伎町のキャバ嬢さんたちと勝負にならないので、雰囲気で勝負するしかないと思ってます。なので、つま先から毛先まですべてにこだわってやっとキャバ嬢ができているって感じですね。
――キャバ嬢で働いているときに「これのために働いている!」というモチベーションや理由はあったりしますか?
きれい事でもなんでもなく、お客さまたちと楽しくお酒を飲んでいるときがいちばんモチベーションが上がりますね。多分そのときは時間も忘れてお客さまより私が楽しんじゃってます(笑)。
――自分が楽しむって大切なことですよね! キャバクラで働くようになって生活水準や気持ちの面など、生活の変化にはどのようなものがありましたか?
さっきも話したように、タクシーに乗ることがすごく多くなりましたね。数百メートルの距離でも靴が傷むのが嫌ですぐ乗っちゃいますね。あと、暑かったり寒かったりしてもすぐタクシーですね。急な雨で傘を500円で買うなら400円でタクシーに乗ったほうがいいかなって考えなんです。一人のご飯のときに出前が多くなったのもキャバ嬢になってからですね。
――タクシーって便利ですよね。キャバ嬢として働いていていちばんつらかったことはなんですか?
自分のバースデーですね。もうプレッシャーで死にそうでした(笑)。誕生月の3カ月前からもう胃が痛くなり始めて。日が近づくにつれて胃の痛みが倍増(笑)。
当日までは、毎日のようにバースデーが失敗する夢を見たり、蕁麻疹が出たり、吐き気とお友達になっちゃったり。眠れない日々も続いて本当につらかったですね。
――バースデーって本当に緊張するって言いますもんね。逆に、キャバクラで働いていて、いちばんうれしかったことや働きがいを感じるのはどんなときですか?
それもやっぱり自分のイベントですね。プレッシャーや不安の分だけ、当日は感動ややりがいもあって。普段から指名をいただけるのもうれしいものですが、イベント当日の指名は本当に何百倍もうれしいですね!
それから女性のお客さまが来た時もとてもうれしいですね!同性に高いお金を払ってお酒を飲むって普通じゃないですよね(笑)会った瞬間泣いてくれる子がいたり、「貯金して来ました!」って言ってくれる子がいたり。その場で抱こうかな?っていつも思いますね。
――最近女性だけでキャバクラに行くのも普通になってきましたもんね。キャバクラで働いたことが、自分の人生にいい影響を及ぼしているとしたら、どんなことがあると思いますか?
普通に生活していたら絶対に出会えなかったすごい人たちとの出会いですね。私じゃ経験できないようなことを聞けたり、私に対するアドバイスをいただけたり。それってすごいことだなっていつも思いますし、本当に感謝していますね。
――今後の目標や夢はありますか?
目標は、自分の時間を忘れるくらい打ち込める仕事に就くことですね。業種に特にこだわりはないんですけど。
――キャバクラはどれくらい続ける予定ですか?
そこまで長くやるつもりはないですね。このインタビューが公開されている時も何をしているか分からないです(笑)。(インタビュー時2019年8月)
――そうなんですね! それでは、最後にこれからナイトワークを始めようと思っている女の子に、一言アドバイスをお願いします!
ナイトワークで働きたいと思っているなら、明日にでもすぐ行動したほうがいいと思います。やってみて、結果が良くても悪くても「もっと早く行動しておけばよかった」って絶対に思うから。これはナイトワークだけじゃなく、なんにでも言えると思いますね。
「でも」「まだ」「心の準備が」って言ってる時間ってすごいもったいない時間だなって。
あとは、調べたりアドバイスを聞くよりも、たくさん出勤して自分で経験していくことが一番だと思います!
――素敵なエピソードやアドバイス、ありがとうございました!