六本木の人気ショークラブ「バーレスク東京」のダンサーとして活躍するRioさん。
同店でNo.1のSNSフォロワー数を誇り、男性のみならず、女性からも圧倒的な支持を受けている彼女ですが、「ギャル天使」という異名で呼ばれていることはご存知でしょうか。
今回は、その名の由来ともなった、Rioさんがダンサーになる前に働いていたキャバクラ時代のお話を中心にうかがいました!
――RioさんのSNSを見ると、キャバクラで働いているご友人との写真も多いですよね。前回のインタビューで、ダンサーになる前にガールズバーやキャバクラで3年ほど働かれていたとうかがいましたが、その当時楽しかったこと、逆につらかった思い出などを教えてください。
長く働いていたキャバクラでは、仲良い子が7人いました。例えば私のお客さんでもその日出勤しているその仲良しの子たちを場内(指名)してくれたりしてたので、みんなでワイワイ飲んで、遊びの延長みたいでめちゃくちゃ楽しかったですね。
そんなノリで私たち自身も楽しんでいたので、お客さんも「キャバクラ」というより、「飲み会」に来ているような感覚だったみたいです。
私はvip席の個室のカラオケで、アイドルの曲を歌ったり踊ったりしていたので、その頃から知っているお客さんは今の私を見て、『あの時から踊っていたもんね』と言ってくれてます(笑)。
看護学生時代♡
反対につらかった事はなんだろ…「連絡」をとらなくてはいけないことかな。性格的に決してマメではないので、お客さんに連絡を取るのがしんどくて、毎回来たメールにもほとんど返信していなかったかも。
友達にですら、特に仲良しな人にしか返してない状態で、それも『今日いるー?』みたいなユルい連絡しかできてなくて…(笑)。
なので、そんな私の性格を理解したうえで、ワイワイ飲むのが好きというお客さんしか付いてなかったですね。
私は看護学校に通いながら働いていたので、もちろん毎日出勤はできません。そんな出れない期間に、指名を変えられていたりすることもあって、それは悲しかった。あと、お客さんに私が「お酒強すぎて酔わせるのに時間かかるから指名変えする」って言われたこともありましたね。まあ、これは私と一緒に働いてた友達のなかでの笑い話ですが…実際はそんなに強くはないんですけど(苦笑)。
キャバクラを卒業した理由は、看護学校を卒業して国家資格を取ったからです。元々キャバクラは看護学生の間のお小遣い稼ぎと割り切っていたし、先ほど言ったように、私は性格的にも、人とのコミュニケーションを密に取れるタイプではなく、正直向いてなかったので卒業したらやめるつもりでした。
――女の子がキャバクラで働くことをRioさんはどう考えてますか?
キャバクラは、まず短時間でお金を稼ぐこともできるし、シフトも融通が利くので海外旅行なども行きやすいし、かわいい女の子とも一緒に働けるので刺激になるし…メリットばかりですごくいいと思います。
自分が看護学校に通っているだけの生活だったら、狭い、そこだけの世界しか知れなかったと思います。
キャバクラで働いていたからこそ、例えば経営者の方とお話ができたり、普段の生活では決して会うことのないいろんな人の価値観に触れられて、世界の広さを知ることができました。
キャバ嬢として働いていた頃のRioさん
――Rioさんは今もメチャメチャ忙しいと思いますが、プライベートと仕事を両立する秘訣を教えてください!
私は、仕事を優先するタイプなので、大事なイベントがあれば、前日までその準備にかかりっきりになって、プライベートはなくなります。
でも、イベントなどが終わったあとはまとめてお休みを取って旅行に行ったりしてますね。
通常勤務のシフトの出し方的にも、連勤したあとに長期休暇を取ったりしています。例えば14連勤して7連休してバリ島に行ったりしたこともありますし(笑)。
私は少し特別な働き方をしているかもしれません。連勤ができないいちばん仲良しな先輩は、2日働いて1日休んで、をルーティンにしています。
なので両立するためには、自分の働きやすいのはどんな働き方か、そのタイプ、パターンを自分で見極めることが大事ですね。
その他旅行以外でも遊びたい友達と前もって予定を決めたりする場合は休みの希望を出しますね。
友達と話したりすることでいろんな考え方もできるようになるので。男女でいえば、比較的女の子とご飯に行くことが多いです。
休みの日は何をする? ん~「何もしない日」は体調を崩したときくらいで、ダラっと休んだりはしないで、何かはしてるかな。常に、私、全力なんで(笑)。
――ナイトワークで働いてみたいけど、勇気が出ない方に一言お願いします!
ナイトワークは夢もあるし、女の子も自分自身がちゃんとしてさえいれば、変な揉め方もしないし、怖い人もいない。ボーイさんも優しいので始めたら意外とというか、いや全然怖くない!
ただ、始める始めないは全部自己責任ですよ♡(笑)
――RioさんがSNSでの情報発信で気をつけていることはありますか? また、これからフォロワーを増やしていきたい女性は、SNSでどのような情報発信するのがおススメなんでしょうか。
私は『誰も傷つかない、悲しまない』をモットーにSNSをしています。
例えば私のキラキラさが目について嫉妬される、のは正直しょうがないと思うんです。嫉妬の感情は抑えようがないと思うんで。
でも、傷つけることは抑えられますよね?
ツイートであれば、これを読んで傷つく人はいないかな? ということは充分考えたうえで発信しています。
例えば私が『おしゃれでかわいい子しか好きじゃない』と書いたら、自分のおしゃれに自信がない子が私のツイートを見て傷つくじゃないですか。
なので、『おしゃれをして頑張ってる子はみんなかわいい』など第三者のことについて触れるときは、常にポジティブな意見にしています。
結局私は、どんだけSNSで人気になったとしても会いにきてくれないと意味がないお仕事をしているので、Rioに会いたいなと思われるSNSをやり続けなくてはいけません。
ただ、気をつけていても、ツイッター5万人のフォロワーがいれば、傷ついてしまう人も出てきます。
一つひとつのツイートが、100パーセントでみんなに伝わるわけではないし、たまに勘違いもされてしまいます。私は精神面が弱いときもあるので、その時に話したら伝わるし、分かってもらえるのになと落ち込んでしまいます。
でも、それがSNSなのです。それすら本当は楽しまなくちゃいけない。
あんまり関係ないのですが、
最近だと、とある女の子のことをかっこいい、かわいいとSNSに書いたのですがそのことを『〇〇ちゃんが迷惑だから発言するな』と言われたこともありました。
正直私が、好きと言って本当に迷惑になることがあるならめちゃくちゃ悲しいし、その真相は本人達しか分からないのに、第三者に言われる一言で悲しくなっちゃうし、言いづらくなってしまう。もっと前は自由にいろんなことを書けたのにな、と思って少し落ち込んでいましたね(笑)。
またファンを増やすために重要なのが「共感」です。
例えばみんなが言いたいけど、世の中に対して言えないこととかを言葉にしていくことで、RTやお気に入りが増え、ファンも増える。
ただファンを増やしたいという下心だけでSNSをしても「共感」は増えません。シンプルに目の前のことを頑張って、必死にやっていると、応援してくれる人が自然に増えていくと思います。
――Rioさんは今後の目標について以前、「下着のプロデュース」と発言されてました。それは以前から思っていたことでしょうか。それともバーレスクで働いたことが影響しているのでしょうか。目標が生まれた理由なども併せておうかがいできるとうれしいです。
下着や水着をバーレスクで毎日着るようになり、女の子のファンに『Rioちゃんの水着はいつもかわいい』と褒められることが増えました。女の子でも水着とかすごい見てくれてるんだ、と思い、意識するようになりました。
例えば、同じような水着でも何着も買ったり、飽きられないように色や形もいろいろ変えたりして着るようにしていました。
そのタイミングで、andanteさんという通販水着下着ショップからお話がきて、モデルをすることになって。自分とお揃いの水着を買ってくれる子が増えたりするのを見ているうちに、自分でデザインしたいな、と思うように…という感じです。
日頃から自分のなかで、「かわいいけど100点じゃないな」という水着が世の中に多いなと思ってて。ここの紐がもっとこうだったら、とか、水着のパンツがブラジリアンだったらかわいいな、とか。
今の夢は、女の子からも、男の子からもウケる水着を作ること。例えばギンガムチェックなどのかわいい柄で、おっぱいが盛れて、ブラジリアンの水着、みたいな究極の逸品を作りたいなぁと考えています。
――目標にしている人がいらっしゃれば理由とともに教えてください。
私が中学生の頃から目標にしてるアイドルは元°C-uteの鈴木愛理ちゃんです。
でも昔から愛理ちゃんが好きなだけで、見た目やSNSを「寄せ」たりすることはしていません。
もちろん自分は愛理ちゃんにはなれないし、目指しても所詮二番煎じにしか過ぎません。
でも、愛理ちゃんの努力家なところ、負けず嫌いなところは積極的に真似したい。
たまにライブに行って、愛理ちゃんの生歌とパフォーマンスに触れることで、『私もまたキラキラして頑張ろう』となれる特別な存在です。
――その影響もあるのでしょう、Rioさんはすごく努力家なイメージがあります。看護学校時代もしっかりと勉強されていたと、以前記事で拝見しました。「やる気が出ない!」ってなったときの対処法がもしあれば教えてください。
『しっかりと休む、しっかり遊ぶ』ということが私のやる気を出す方法です。
やる気がないときに無理して頑張ったところで結果もついてこないと思うんです。なのでメリハリをつけて、リセットすることが大事です。
『こんだけ休んだ、遊んだ、よし、だから頑張ろう』と自分に喝を入れる。
看護の国家試験の時も、疲れた時は勉強もやめて買い物したり、思う存分寝たり、クラブに行ってお酒飲んだりもしていました。
ストレス発散することで、『やりたくないなぁ』と思いながらダラダラやるより、『遊んだから今死ぬほど頑張らなくては』と気合いで頑張ったほうが私的には効率が良かったです。
仕事も同じかなぁ、と思いますよ。
でも、シフトを入れていて当日欠勤をすることはファンへの裏切りになるので、どうしようもなく体調が悪いときにしかしないです。「少し悪い」程度であれば、気合いを入れて頑張ってます。
――ご協力いただきありがとうございました!今回はハロウィンの時期だということで、Rioさんのコスプレ集を掲載いたします。本番は10月31日♡ぜひ、女の子たちはご参考ください!