
こんにちは!ガルマネ編集部です。
2016年の調査によれば、日本全国のキャバクラの店舗数は54,463軒。都道府県別にその内訳を見れば、もちろんキャバクラが最も多いのは東京都で、その数は7,000軒。全国の約1割超のキャバクラが、東京に存在していることになります。
ひと口に「東京」といっても、キャバクラが集中するエリアはじつにさまざまで、その街ごとに店の雰囲気は大きく変わります。そこで今回は、東京の主要エリアのキャバクラ事情を徹底解析!「キャバクラで働きたいけど、どのエリアがいいの?」「アットホームな雰囲気の店がいいけど、どのエリアに的を絞ればいい?」「歌舞伎町ってやっぱり怖い店が多いの?」「六本木のお店に憧れるけど、敷居が高すぎて……」——キャバ嬢デビューを夢見る読者の方がたのそんなお悩みに答えます!
歌舞伎町(新宿)――「日本最大のキャバクラ街」
いわずと知れた「眠らない街」であり、世界的に名高い日本最大のキャバクラ街です。つねに70〜80店舗が存在するといわれ、店の個性はじつに多種多様。
格調高いドレスで着飾った女の子たちが出迎えてくれる店、カジュアルな雰囲気を売りにするこぢんまりとした店、連日超満員の大規模な店……。「入店する側」も「来店する側」も、自分の好みに合った店に必ず出会うことができるのが魅力。
そして歌舞伎町のキャバクラは、業界を背負って立つ「有名嬢」が多く存在することでも知られています。
たとえば、高級店として名高い「Gentleman’s Club(ジェントルマンズクラブ)」。この店は「キャバ嬢社長」として人気を博したえみりんこと、愛沢えみりさんが在籍したことでも有名です。
ほかにも、「FOURTY FIVE(フォーティーファイブ)」の一条響さんや、「FOURSENSE」の五十嵐美咲など、インスタグラムのフォロワー数2万人を超えるような有名嬢は、そのほとんどが歌舞伎町の店に在籍するキャスト。「日本最大のキャバクラ街」であるがゆえに、「最高のキャバ嬢が集まる街」なのです。
六本木――芸能人や業界人が集まる「歓楽街」
テレビ局のお膝もとであり、芸能人や業界人などが集まるエリアとして名高い六本木。「歓楽街」としての知名度は歌舞伎町には負けるものの、ハイクラスなお店が多く存在します。
じっさいに、アイドルやモデルを志望する女の子が、その登竜門として六本木のキャバクラで働くといったケースも多数。「あのキャバ嬢、見覚えがあると思ったら、テレビで見たことある!」なんて声も頻繁に聞かれます。
客層としては、近隣には大使館が多いことから、ステータスの高い外国人も多く、また、IT関係や投資関係で成功を収めた若手男性や起業家が多いことも特徴的です。 ハイクラスな客層をターゲットに据えた高級志向の店が年々増加。それゆえ、容姿端麗なキャバ嬢が求められるエリアであるといえるでしょう。
池袋――歌舞伎町、六本木に劣らない「一大キャバ街」
1980年代にはキャバクラの一大地として栄えたエリアであり、じつは「キャバクラ発祥の地」でもあります。
埼玉や群馬、栃木など、北関東方面出身者にとっての「東京の入口」であり、この地方の出身者がキャバ嬢を志す場合、「まずは池袋で肩慣らし」というケースも多く見られます。
「エルセーヌ」や「コーラスライン」といった、歌やダンスの華麗なショーに注力した老舗店が有名でしたが、そうした有名店はここ10年で軒並み閉店。ですが「Club TARO(クラブ・タロ)」や「CLUB PHENIX(クラブ・フェニックス)」といったように、現在でもショーに注力したキャバクラが多数存在しています。
池袋のキャバクラは全体的に、歌舞伎町や六本木と比べて料金設定が低いことが特徴。同時に、「熟キャバ」や「素人キャバ」「女子大生キャバ」に「制服キャバ」など、カジュアルな雰囲気の店も多く、多様なジャンルを庶民的に楽しめる店が多いといえます。
上野――下町情緒溢れる歓楽街
昔から「東北からの入口」として知られ、地方からの主要各路線が乗り入れる上野。その地理的特性が池袋と似ているからか、「塾キャバ」や「制服キャバ」、「朝キャバ」や「昼キャバ」などの需要が高く、「庶民的な価格で気軽に立ち寄れるカジュアルな店」が人気のエリアです。
「仕事帰りにふらっと立ち寄ってキャバクラを楽しむ」といったお客さんが多く、高級店のニーズはあまり多くありません。
昔ながらの「下町」でもあり、地元民の来店も多いため、キャバ嬢の資質として「親しみやすさ」が重宝されます。「とにかくたくさん稼ぎたい!」というのであれば、歌舞伎町や六本木のほうがその夢を実現しうるかもしれませんが、下町に息づく「人情味」スピリットを受け継いだ接客は、このエリアでしか見られない、上野キャバクラならではのおもしろさです。
銀座――日本の中心街は「銀座遊び」が人気?
一流ブランドの路面店やデパートが立ち並ぶ、昔からの東京の中心街。日本トップクラスのオフィス街でもあり、政治の中心地に近いというその場所柄から、キャバクラよりも「高級クラブ」の需要が高いエリアです。富裕層が多く遊びに来るため、いわゆる「銀座遊び」を知っているハイクラスな方々が遊びにきます。
もちろん、一般的なキャバクラも存在します。こうした店の「売り」は、「銀座でありながら、一般的な値段で楽しめる」ということ。しかしこうした店にも、「銀座」のサラリーマンが接待で利用するといったケースが多く、キャストには「派手さ」や「華やかさ」ではなく「知性」や「落ちついた雰囲気」が重視される傾向にあります。
ほかにも東京の主要エリアとしては、渋谷、錦糸町、中野、立川など、じつにさまざまあります。「どのエリアの店を選ぶべきか」というのは、キャバ嬢になりたい人にとって、気になるところ。「後悔しないお店選び」を応援するガルマネ編集部は、今後も全国のキャバクラ事情を赤裸々にお伝えいたします!