
キャバ嬢としてデビューしたいそこのあなた! 合格に必要なものはなんだと思いますか? 容姿、トーク力、やる気、それとも……。今回は、歌舞伎町で名高い高級キャバクラ・NoirLuxaxe(ノワールリュクセ)の店長、松野氏に「採用側のホンネ」を聞いちゃいました!
重要なのは、お客様だけでなく周囲に気遣いができること
キャバ嬢になりたい女の子から、合格率はさほど高くないとよく伺います。本日は「なんで落ちるのか」を明確にしていただきたいです! 単刀直入にお伺いしますが、やっぱり容姿と稼ぐ能力を見ているのでしょうか。
松野氏:容姿と稼ぐ能力はたしかに大事ですね。ただ、リュクセで重視しているのは他要素もしっかりあります。まず、初めてキャバクラで働くという方も多いので、稼ぐ能力というよりかは、将来的に伸びる子なのかを面接で確認します。
まず、「気遣い」ができる子なのか。「自分だけがよければいい!」と考えている女の子は、キャバ嬢としては大成しづらいと思っています。競争社会なので、派閥がありそうとか思われますが、少なくともリュクセでは違います。
リュクセのナンバーに入る子はお客さまやキャスト、黒服、他店の方まで、「関係している方への気配りや気遣い」ができています。キャストが一体感をもって営業しているので、いくら容姿淡麗だったとしても、気遣い力は欠かさず合否に関係するのです。
「愛嬌」=「人に好かれる力」、そして「常日頃からの美意識」が大切
「周囲への気配り力」……たしかに重要ですね。そのほかはいかがでしょうか。
松野氏:もちろんそれだけではありません。「愛嬌」と「美意識」も重要な要素の一つです。愛嬌があるというか、「人に好感を抱かせる力」に長けている子は魅力的に映ります。
面接の話でいえば、パーカーやジーンズで来る女の子もいるのですが、そういった子は、ほぼ採用しません。面接では、女の子の私服やメイクもチェック項目の一つになります。
キャストは店の中ではドレスを着ますが、同伴やアフターでは私服です。どんなに容姿がきれいでも、服がラフで髪がボサボサな状態で面接に来られてしまうと、入店後が少々不安になります。
普段からどんな服を着ているか、どんなメイクをしているかというのは、その子の「美意識」の表れです。美意識は習慣なので、後から簡単につくようなものではありません。 厳しいですが「この子、容姿が良いから」という安直な考えで採用を決めることは、ほとんどないのです。
売り上げを左右する「付き合いの良さ」とは
なるほど、だからノワールリュクセには、容姿と気遣い力に長けている女の子ばかりなのですね!しかし、そのような素晴らしいキャストが揃っているなかで、やはり圧倒的に売り上げるキャストが出てくると思います。彼女らが稼ぐポイントは、どこにあるのでしょうか?
松野氏:いろいろありますが、大きなポイントは「ノリ(付き合い)の良さ」でしょうか。お客さまを盛り下げるようなことは絶対NGとは言うまでもありませんが、盛り上げることができるとリピートに繋がります。アフターに行くというのも同様にリピートしてもらうために重要で、付き合いの良さが試される部分です。
「あの店の子は喜んでアフターに行ってくれるけど、ノワールリュクセの子はなかなか付き合ってくれないな……」と思われてしまうと、キャバ嬢としても店としても致命傷。キャバ嬢は、つねに「お客さま目線」で、お客さまの希望を叶えるフットワークの軽さ、ノリの良さが求められます。
この「ノリの良さ」というのは、「愛嬌の良さ」と「気配り」に通じるところがあります。キャバクラは、「若い女の子と話したい」「盛り上がりたい」と望むお客さまが訪れる場所。それゆえ、お客さまに「気配り」をもって接し、そのニーズを察知していち早く応えるための「ノリの良さ」と「愛嬌」が必要とされるのです。
今回はノワールリュクセ店長の松野氏に、キャバ嬢面接では「容姿」に加えて「愛嬌」に「気配り力」だと教えていただきました。
「キャバ嬢をやりたい!」という気持ちがあるのなら、この3つの資質を伸ばすために、ぜひ努力してみてください♡努力の先に、「得られるもの」が必ずあるはずです。