教えてくれた人:スカウトマン 山崎 龍雅(やまざき りょうが)さん 撮影:伊藤メイ子

求人サイトやお店のHPなど、ナイトワークの入り口はさまざま。その方法の一つに、スカウトマンによるスカウト入店があります。

実は、スカウトマンは女の子それぞれの事情に合わせてしっかりとヒアリングをし、入店やその後のフォローまでしてくれる、とっても心強い味方なんです。

とはいえ、スカウトマンって何をしている人? 本当に信用できる? そんな疑問も湧いてくるもの。

知られざるスカウトの世界を、ガルマネのお仕事コンシェルジュとして参加しているスカウトマンの山崎さんに聞いてみました!

信用できるスカウトマンの見分け方って?

――そもそもスカウトマンとはどんな人たちですか?

山崎●ナイトワークで働きたい女の子を、希望に合ったお店に紹介する仕事です。スカウト会社に所属している人もいれば、フリーでやっている人もいます。

――具体的にどういう流れで紹介するんでしょうか?

山崎●一般的には、道ばたで女の子に声をかけるパターンが多いですね。サイトを通じて連絡をもらう場合もありますし、できるスカウトマンは、女の子同士の口コミでの紹介が多いです。働きたいと思っている女の子と出会ったら、話をじっくり聞いて、希望に合ったお店をいくつか紹介します。お店に面接に行くときは、スカウトマンが店まで案内しますよ。

――スカウトマンに仕事探しを依頼するメリットは?

山崎●一番大きいのは、女の子が自分の要望に合った店を紹介してもらえることです。スカウトマンの腕は、どれだけお店を紹介できるかにかかっています。

――たしかに自分でお店探しするより、詳しい方に聞いたほうが安心ですね。

山崎●そうですね。お店で働き始めてからのケアもするので、働く中での不安を解消できるのもメリットだと思います。

――お店に紹介して終わりじゃないんですか!?

山崎●もちろんです。入店したあとに「どうだった?」と様子を伺いますし、働き始めてからも長期に渡って連絡を取り合って女の子のケアをします。なので、お店で何か問題が起こったときもスカウトマンに相談してもらえば大丈夫です。

――ナイトワークをする上で、心強いパートナーになってくれるんですね。でも、いいスカウトマンと悪質なスカウトマンを見極められるのか心配です。

山崎●話がコロコロ変わるスカウトマンは気をつけたほうがいいですね。自分の利益だけを考えて、一方的に提案した店で働くように話をもっていく人は危ないです。女の子を言いくるめて、希望していないタイプの店で働かせる例もあるので。ナイトワークにもいろいろありますから。

――悪質なスカウトマンかどうか、出会った段階で見極められますか?

山崎●新宿にいると夜中12時すぎまでしつこく声をかけているスカウトマンを見ることもあります。そういう人が全員あやしいという基準にはならないんですけど、遅くまで動き回っている人は、何かあるんじゃないかなとは思います。

――スカウトは夜だけとは限らないんですね。

山崎●僕は、昼から夕方くらいの日が出ている時間帯に動いていました。

――確かに日中に出会ったほうが、安心感がありますね。

山崎●そうですよね。話をする上では、女の子の質問に誠実に対応してくれるかが一番の判断基準になると思います。あと、声をかけるときにナンパっぽい感じでかける人も注意が必要かもしれません。

――山崎さんは、スカウトする上で気をつけていることはありますか?

山崎●声をかけるときは名刺を渡して、自分が何者か伝えます。話すときは、敬語で話すようにしてますね。敬語だと仲良くなるのには時間がかかるんですけど、相手の気分を悪くさせないように、気持ちよく話ができるよう努力をしています。そういう女の子への気遣いができているかどうかは、スカウトマンを見極めるポイントになると思います。