
――山崎さんから見て、ナイトワークで売れてる女の子とそうじゃない子の違いはどこにあると思いますか?
山崎●それは仕事に対する意欲だと思います。やっぱり接客業なので、来たお客様を楽しませようとしてるのが感じられるかどうかで違ってきます。
――マインド面が大切なんですね。
山崎●そうですね。本当にいろんな女の子がいて、席についても何もしゃべらないでムスッとしてる子もいたりしますし(笑)。逆に売れてる女の子は、仕事が終わってからもお客様のお誘いに乗ってアフターに行く子が多いです。また来てもらえるよう率先して努力することで次に繋げていくというか。楽しく飲みたいお客様も多いですから、がんばりは結果に出ます。
――その場をいかに楽しくできるが大切なんですね。ちなみに風俗で売れてる女の子はどういう共通点があると思いますか。
山崎●僕は風俗はあまり得意としている分野ではないんですけど、風俗の場合ビジュアルが大事だと思います。あとは女の子の出勤日数も関わってきますね。出勤していれば指名してもらえる率もあがると思いますし。
――最初はがんばってお店に出て、顔を覚えてもらうほうがいいんですね。
山崎●風俗の場合はそうなのかなと。あとはテクニックもあると思いますけど。

――では、これまで山崎さんが担当された女の子の中で見たシンデレラ・ストーリーがあれば教えてください。
山崎●5年前の話になるんですが、声をかけた女の子が夜の仕事の経験がまったくなくて、純粋でかわいい感じの子だったんですね。その子をキャバクラのお店に紹介したら、最初から場内指名が続いたんですよ。夜っぽくない感じがよかったのか、純粋さがよかったのか。理由はよく分からないんですがそのまま売れて、月の給料が200万ぐらいまでになりました。
――すごいですね! その女の子とは売れたあともやりとりをしてるんですか?
山崎●もちろんです。今でもずっとつながっていて悩みごとを聞くこともありますよ。
――なるほど。そうやって駆け上がっていった女の子の影には、スカウトマンさんのフォローもあるんですね。
山崎●そうですね。悩みがあるときは自分がはけ口になるようにしています。そのために、いつでもすぐに連絡を返せるようにしてるんですよ。女の子が悩みがあって連絡したときに、何時間も連絡がこないと不安になっちゃうと思うので。悩みごとを相談されたら迅速に対応することを心がけてます。