「体験入店」とは、女の子が店の雰囲気や実態を肌で感じ、自分に合っているかどうかを判断するための「お試しキャバ嬢期間」。体験入店したからといって、「本入店」するかは任意で、しっかり給料がもらえるのですから、女の子にとってはうれしいシステムです。本入店するかを決める期間ですので、ポイントを抑えてしっかりと見極めましょう。
1.客層――自分の客になってくれるかも知れない方はどんな人?
若者が多いのか、年配が多いのか。一般人が多いか、ヤカラが多いか……。店によってさまざま。どんな客層多いのかは、店のコンセプトや方針によって決まります。
せっかく本入店しても、自分の苦手とする客層が多ければ、その行く末は悲惨です。うまく接客できない、指名はとれない……、かんたんにいえば「客とノリが合うか」ということです。近い将来、自分が接客するかもしれないお客さまたちが、どんな人なのか、自分にとって接しやすい客層かどうか、ストレスなく接客できそうか……。体験入店のうちに、しっかり見極めておきましょう♪
2.集客事情――「客入り」と「フリー率」をチェック!
「客層」だけではなく、ちゃんと集客できている店か、「客入り」は要チェックです。客の出入りが激しく、活気があるお店は、稼げる可能性が高くなります。平日の夜ならまだしも、金曜土曜の夜でも閑古鳥が鳴く……といった店は、ちょっと危険です。
「体験入店のとき、けっこうひまだったのにお給料たくさんもらっちゃった! こんなに楽して稼げるならいいか♪」と期待を胸に入店したにもかかわらず、お店が潰れてしまった……なんてことも。集客できていないお店は注意したほうが良いです。
また、「指名客」が多いか「フリー客」が多いかという点も、チェックポイントです。「指名客」ばかりというお店では、せっかく本入店しても、自分にお客さまが付きません。反対に「フリー客」がしっかりといるお店では、自分を指名してもらえるチャンスが増えるので、良いお店といえるでしょう。
3.ナンバーワン嬢――店の「象徴」が誰なのかを要チェック!
どのお店にも「ナンバーワン」が存在します。ナンバーワンはInstagramなどのSNSでも人気を集めている可能性が高いです。ナンバーワンが有名であればあるほど、そのお店の象徴的存在になります。
たとえば、ナンバーワン嬢が「曲がったことは大嫌い!」というようなタイプなら、キャスト間のいざこざも自然と減ります。しかし、性根が悪く、だれかの足を好んで引っ張るタイプなら、キャストどうしの関係は、かなりギスギスしたものに。
同時に、ナンバーワン嬢の指名客の客層も確認しておきましょう。ナンバーワン嬢の性格や発言、SNSの投稿をみて、お客さまはお店の雰囲気をイメージしています。自然とお店の客層が寄ってきたりするものです。
4.黒服の働きぶり――彼らのおかげでお店はまわる!
店の入口で客を呼び込み、フロントで出迎え、キッチンで料理やお酒をつくり、ホールをまわし、キャストの「付け回し」を行ない、客を見送って後片付けをして……。こうしたたくさんの仕事に携わる「黒服」の存在なくして、キャバクラの世界は成り立ちません。
お客さまに対して、きちんと挨拶しているか。店が雑然としていないか。トイレがきちんと掃除されているか。待機時間、壁に寄りかかっていないか、黒服どうしでおしゃべりに興じていないか……。接客業であれば当たりまえのことばかりですが、黒服が「基本」を徹底していればいるほど、お店の質が高くなるものです。
「黒服がひいきしないか」という点も、ぜひチェックしていただきたいところ。なかには、ナンバー嬢やお気に入りのキャストにだけちやほやして、そのほかのキャストの扱いは雑……といった黒服も残念ながら存在するので、ご注意を。
5.基本設備――ヘアメイク・ドレスはどうする?給料の内訳は?
キャバ嬢に必須なのがアメイクとドレス。店によってそのルールはさまざまです。「ヘアメイクを済ませてから出勤してください」というお店で働く場合は、女の子自らヘアサロンを探し、自腹でヘアメイクを整える必要があります。似たようなものとして、ドレス貸し出しはあるのか自分で準備するのか、こういった細かな部分も自分の希望に合っているのかを確認しましょう。
6.給料――手取りがいくらなのかは必ず確認しておくこと
ヘアメイク代やドレス代など、お給料から天引きされる場合があります。じっさいにお給料をもらって、「え、想定より少ない!」なんて誰でも嫌なはず。
「時給◯◯◯円!」「日給◯◯◯円以上!」と求人情報に書いてあったとしても、鵜呑みにしてはいけません。キャストは、お店でのヘアメイク代、ドレス代、携帯電話代と行った「諸経費」が差し引かれた額を、お給料として受けとります。
「差し引かれたぶん」には、正当な理由があるので、事前に知っておくことが重要です。体験入店時にその点をちゃんと確認し、自分がじっさいにもらえるお給料がどのくらいなのか、確認しておきましょう。
体験入店は本入店してから後悔しないための大事な時間です!みなさまにとっての「最高のお店選び」を叶えるために、ぜひともご参考ください♡